髪が硬くてボリュームが多いと、ボブスタイルは難しい…と思っていませんか。natura店長の杵淵雅也さんは、「毛先をハネさせることで毛流れのニュアンスをつくると、重たい印象になりません。髪の表面にワックスをなじませるとき、指と指の間で束感をつくるように手ぐしでとかすと失敗しません」とのこと。
ニュアンスの作り方をご紹介しましょう。
【お悩み】髪がうねって思い通りの形にならない!
ボブ代表:田畑ゆみさん(37歳/主婦)のお悩みを解消するには…
■髪型:あごのラインをほっそり見せる前上がりのボブスタイルに
田畑さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★★
- ボリューム(少→多)★★★★
- 髪の太さ (細→太)★★★
- うるおい (乾→潤)★★★
- 白髪の量 (多→少)★★★★★
1本1本がしっかりとして硬く、ボリュームたっぷりある田畑さんの髪。「前下がりにするとシャープな印象になってしまうので、前をやや上がり気味のシルエットがおすすめです。あごのラインをすっきり見せる効果もあります」(田淵さん)
■スタイリング:カーラーで後頭部の丸みをつくり、毛先は手ぐしで空気感をつくる
ボブはともすると、のっぺりとした平面的な形になりがち。「後頭部を立体的に見せるために、カーラーで丸みをつくります。毛先は空気を含ませるように手ぐしで動きを出して、菱形のシルエットをつくるとバランスよくまとまります」(杵淵さん)
■1:トップの後頭部寄りの毛束をカーラーで巻く
■2:顔まわりの髪の根元にスプレーを吹き付ける
■3:ワックスを上から下に手ぐしでとかしながらなじませる
<老け見えを食い止めるポイント3カ条>
- 頭頂部をカーラーで巻いて、後頭部の丸みをつくる
- うねりや広がりは抑え込まず、空気感を手ぐしでつくる
- シルエットは前下がりにせず、前上がりにする
「このスタイルは束感やツヤが出しやすいので、田畑さんとはまったく逆にボリュームが出にくい人にも向いています。手ぐしでとかしながらニュアンスをつくるだけなので、スタイリングに時間もかかりません」(杵淵さん)
問い合わせ先
natura
住所/東京都港区南青山5-2-15 ヴィオレ南青山2.5F
TEL/03-6427-4742
営業時間:月、火、木、土10:00~20:00 水、金12:00~22:00 日祝10:00~19:00
定休日:第1月曜と第3火曜
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- EDIT&WRITING :
- 中島 祐美
- DIRECTION :
- 青木 笑