【目次】

40代の女性が選ぶべき「色」「形」は?


フレッシュマンとは差をつけたい、40代のスーツの着こなし。そのためにはまず、年齢にふさわしい一着を選ぶ必要があります。大人の女性が選ぶべきスーツの「色」「形」は? ―以下にそのポイントをまとめました。

「色」

・定番の「ダークカラー」は、素材の上質感で差をつける
・大人の特権「ニュアンスカラー」のスーツを取り入れる

「形」

・「自分に合ったサイズ」を選ぶ
・「体のラインを拾いすぎない」デザイン

 

おすすめの色・その1~定番「ダークカラー」

最も使いやすいカラーは、黒・グレー・ネイビーなど、定番ダークカラー。その点はフレッシュマンと変わりませんが、40代女性なら「素材」も重視したいところ。色はもちろん「質感」が意外と大事で、これによって、大人の品格を演出できるのです。下の画像のように、ウールを使ったものや、夏ならリネンとレーヨンのブレンドなど。素材にこだわった定番色スーツを、1着所持しておきたいものです。

オーソドックスな黒こそ、旬の一着にアップデート

ジャケット・パンツ(カオス表参道〈カオス〉)、Tシャツ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、ネックレス(マダマ伊勢丹新宿店)、バッグ・靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ジャケット・パンツ(カオス表参道〈カオス〉)、Tシャツ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、ネックレス(マダマ伊勢丹新宿店)、バッグ・靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

シンプルな黒のスーツこそ、吟味したいもの。艶感と光沢のある高級モヘアとウールをブレンドした素材や、端正で緻密な縫製と仕立ては本格派。それでいて細身で、女性らしさが漂うシルエットの一着は、着回し力も高い実力派。今なら白Tシャツを合わせ、抜け感を加えて着るのが素敵。

生地からこだわってつくったテーラードのリネンジャケット

ジャケット・ブラウス・パンツ(カオス表参道〈カオス〉)、バッグ(カオス表参道〈ZANCHETTI〉)、ピアス・ネックレス・リング(TASAKI)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン〈ロジェ ヴィヴィエ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2020年
ジャケット・ブラウス・パンツ(カオス表参道〈カオス〉)、バッグ(カオス表参道〈ZANCHETTI〉)、ピアス・ネックレス・リング(TASAKI)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン〈ロジェ ヴィヴィエ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2020年

エクリュカラーのベルテッドジャケットのセットアップは、信頼をおく尾州(現・愛知県西部)の機はたや屋の協力のもと、ナチュラルなリネンに擬麻加工レーヨンを交織してしなやかさを出したオリジナルのハイブリッド生地を使用。ゆとりのあるシルエットのジャケットは、ウエスト高め位置でほんの少し絞りを入れたことでスタイルがよく見えます。

おすすめの色・その2~大人の特権「ニュアンスカラー」

逆に明るいカラーのスーツもおすすめです。リクルートスーツにはまず使われない色なので、纏うだけで、大人の余裕を感じさせます。たとえば下の写真のような「ベージュ」系。「ベージュ」「カーキ」といったニュアンス色は肌馴染みしやすく、取り入れやすいと言えるでしょう。またクリーンな「白」のスーツも、女性らしい印象を与えます。

グラデーションできちんとした佇いに大人の余裕が香り立つ

ジャケット・パンツ・バッグ・靴(ジョルジオアルマーニ ジャパン〈ジョルジオアルマーニ〉)、ブラウス(yoshie inaba) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious2月号』小学館、2020年
ジャケット・パンツ・バッグ・靴(ジョルジオアルマーニ ジャパン〈ジョルジオアルマーニ〉)、ブラウス(yoshie inaba) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious2月号』小学館、2020年

ほんのり光沢のあるゴールドベージュのパンツスーツを主役に、優しく上品なワントーンコーディネートを実践。インナーと靴は、スーツよりもワントーン明るいベージュを合わせると、リッチな奥行きが生まれ、一歩先ゆく洗練されたおしゃれが実現します。

シルエットは「細身」のものを、体型に合ったサイジングで 

大人がスーツを纏う上で、回避したいのが「着られている感」。そういった意味でも、シルエットは女性らしい「細身」のものがおすすめです。

40代ともなると体型変化があるので、しっかり試着を心掛けましょう。窮屈なスーツは余裕なく見えるし、オーバーサイズはカジュアルに見えがち。また社会人という立場を考えても、実際に「動く」ことを配慮した、体に合うサイズを選びたいものです。この年齢なら、オーダーメイドを考慮に入れてもいいかもしれません。

「パンツ」もしくは「スカート」、どちらを選んでも良いのですが、「パンツ」はフルレングスのストレート(アンクル丈はカジュアルすぎて場面によってはNG)、「スカート」は膝丈以上が無難です。ジャケットについては、ラペル(襟)の付いた「テーラード」タイプはもちろん、「ノーカラー」タイプは、より女性らしさを演出できます。(下の画像参照:1枚目は「テーラード」、2枚目は「ノーカラー」のセットアップ)

セレモニーなどにも転用できそうな「ワンピース」は、ボディラインを強調し過ぎない形や素材、膝丈以上のレングスを選びましょう。(下の画像参照:3枚目)

ダークスーツというルールを守りながら、おしゃれに装うコツは素材と美シルエットにあり

ジャケット(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ブラウス(ストラスブルゴ〈バルバ〉)、スカート(アクリスジャパン)、ペンダントトップ・チェーン(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年
ジャケット(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ブラウス(ストラスブルゴ〈バルバ〉)、スカート(アクリスジャパン)、ペンダントトップ・チェーン(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

ダークスーツが基本というかしこまった場でも、シルエットや素材感にこだわれば地味な色味でも、おしゃれに見えます。かっちりとしたフォルムのハンドバッグや、パンプスの艶感も、黒に華やぎを与えてくれるて、まさにパーフェクトな着こなし。黒のジャケットも質感があるので、ダークスーツなのに表情豊か。

風格すら漂う美しい風合い&色が華やかな気品をもたらして

ジャケット・パンツ・シャツ(オールウェイズ〈ミカコ ナカムラ〉)、サングラス(アイヴァン 7285 トウキ ョウ)、ネックレス(ボン マジック サロン〈ボン マジック〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ジャケット・パンツ・シャツ(オールウェイズ〈ミカコ ナカムラ〉)、サングラス(アイヴァン 7285 トウキ ョウ)、ネックレス(ボン マジック サロン〈ボン マジック〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

極上のシルクとウールを高密度で織ることで生まれた、艶やかな素材が特別。たっぷりしたパンツが横から見るとすっきり映るのも、この素材が生み出す構築的なシルエットの賜物です。

ワンピース・ジャケット・バッグ・靴(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ピアス・ペンダント・バングル( エドストローム オフィス〈シャルロット シェネ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
ワンピース・ジャケット・バッグ・靴(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ピアス・ペンダント・バングル( エドストローム オフィス〈シャルロット シェネ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

メランジ調のチャコールカラーのワンピースは、カシュクール風のデザインが女性らしい印象。厚手のジャージー素材で、肉感を拾いにくく、ボディラインを補正してくれる上品な一着です。きちんと感を大切にしたいビジネスシーンでは、ダブルブレストのジャケット&ワンピースのセットアップが強い味方。モダンなジュエリー使いでキレ味を加えて。

「セットアップ」での購入がおすすめ

購入は下の画像のような、上下揃った「セットアップ」がおすすめ。着用したとき、色や質感がちぐはぐにならず、各アイテムを別々のコーデに転用でき実用的です。

ジャケット・パンツ・ブラウス(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉) 撮影/戸田嘉昭・小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ジャケット・パンツ・ブラウス(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉) 撮影/戸田嘉昭・小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

黒のジャケット+パンツは、シルクのノースリーブブラウスとの3点セット買いが新常識。格の高いスーツとしてはもちろん、それぞれが大人をきれいに見せる仕立てだから、単品でも大活躍。多忙なときこそ優秀さを実感できる。

大人らしさの光る「インナー」アレンジ


「インナー」アレンジとは?

セットアップのスーツに白いブラウス…こうした定番の着こなしは無難ではありますが、ともすると就職活動中の学生のような印象に。そこで工夫したいのが、「インナー」の合わせ方。たとえば下のブラックスーツスタイルを、例に挙げてみましょう。白の綿ブラウスにしがちなところを、ニュアンス色のとろみブラウスに変えるだけで、大人らしいこなれた雰囲気に仕上がっていますよね。ここでは「インナー」で差をつける、大人のスーツコーデをご紹介します。

ごくシンプルなのに表情豊か。大人かわいいブラックスーツ

ジャケット・スカート(REYC)、ブラウス(エストネーション.コル ピエロ フォー エストネーション.)、ネックレス(TASAKI .TASAKI.)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ジャケット・スカート(REYC)、ブラウス(エストネーション.コル ピエロ フォー エストネーション.)、ネックレス(TASAKI .TASAKI.)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

ふんわりとした上質なウール素材の一着は、黒でもどこか優しい印象。ボタンのないジャケットはむだを削ぎ落とした美しいシルエットで、カーディガン感覚ではおれる軽やかさ。ドレープのたっぷり入ったタック入りスカートで華やいで。

「ブラウス」で変化を付ける

ジャケットとスーツになるスカートをセットアップに

ジャケット・スカート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ブラウス(アクリスジャパン〈アクリス〉)、時計『クラシック 9068』(ブレゲ ブティック銀座)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX) 靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2019年
ジャケット・スカート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ブラウス(アクリスジャパン〈アクリス〉)、時計『クラシック 9068』(ブレゲ ブティック銀座)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX) 靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2019年

堅い印象に見えないよう、深みのあるカーキの艷やかなサテンブラウスでこなれ感を加えた、スカートのセットアップスタイル。時計のベルト、バッグ、パンプスは黒でまとめて、きりりと締めて。

軽やかなベージュカラーをていねいな仕立ての一着で

ジャケット・パンツ・ブラウス・サングラス・バッグ・靴(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ブレスレット(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアール バイ ウノアエレ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ジャケット・パンツ・ブラウス・サングラス・バッグ・靴(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ブレスレット(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアール バイ ウノアエレ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

実際にまとって、動いたときのシルエットの美しさにうっとり。その秘密は、伸縮性のあるストレッチ入りのカシミヤ素材と、熟練した職人の手作業を取り入れて多くの時間を要した丁寧な仕立てに。

こなれ感と洗練を生むニュアンスホワイト

ジャケット・パンツ/ともに店舗限定(Theory luxe)、ブラウス(ドゥロワー 丸の内店〈ティー マット マサキ パリ〉)、サングラス(アイヴァン 7285 トウキョウ)、バングル(バーニーズ ニューヨーク〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZASI X)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ジャケット・パンツ/ともに店舗限定(Theory luxe)、ブラウス(ドゥロワー 丸の内店〈ティー マット マサキ パリ〉)、サングラス(アイヴァン 7285 トウキョウ)、バングル(バーニーズ ニューヨーク〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZASI X)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

コンパクトな肩幅やそで周りが、ロングシルエットのジャケットをすっきりと印象づける、オフホワイトのセットアップ。薄手のウールストレッチ素材で落ち感がよく、体にしなやかに沿うのはThery Luxeならでは。上下白こそ、プリントのブラウスやサングラスなどで、奥深さを漂わせるのが成功の鍵。

「スカーフ」や「ベルト」などの小物でもアレンジ可能

ハンサムスーツは、さらりとはおるケープコートで女らしさが際立って

ジャケット・パンツ・シャツ・スカーフ・バッグ・靴(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、その他/私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年
ジャケット・パンツ・シャツ・スカーフ・バッグ・靴(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、その他/私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年

ネイビーにキャメル色のストライプをきかせたスーツは、快適なジャージー素材。存在感たっぷりのボルドーパンプスとキャメルのケープで、後ろ姿にもエレガンスを印象づけて。

ウエストマークして着たいやわらかなツイードのスーツ

ジャケット・パンツ(ジュン アシダ〈TAE ASHIDA〉)、ニット (トラデュイール)、時計(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ジャケット・パンツ(ジュン アシダ〈TAE ASHIDA〉)、ニット (トラデュイール)、時計(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

ピンクやイエロー、オレンジの色味が入ったツイード素材のジャケットは、薄手でやわらかな風合い。分量感のあるワイドパンツも、落ち感がよく、軽やかでフェミニンな印象に。黒タートルを合わせ、ベルトでウエストマークするとメリハリが生まれ、さらにスタイルアップが叶います。

「ジャケット」を活用したお仕事コーデ


「ジャケット」を活用したコーデとは?

スーツはセットアップで着るのはもちろん、たとえば「ジャケット」だけを、他のアイテムに合わせることも可能です。下の画像はグレーのジャケットを、動きやすく快適な素材のパンツに合わせたコーデ。出張などの移動時も楽々で、忙しいビジネスパーソンにぴったりなスタイルです。

ジャケット・ブラウス(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ピアス『スライスド』(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、キャリーケース『オリジナル キャビンS』(リモワ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2019年
ジャケット・ブラウス(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ピアス『スライスド』(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、キャリーケース『オリジナル キャビンS』(リモワ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2019年

目面のきめ細やかなサマーウールのテーラージャケットは、丸みのあるラペルが女らしく、トップグレーの色味も上品な雰囲気。パンツは、通年で着られる薄手ウールのダブルフェース素材。きちんと感がありながらも、しなやかなフィット感で、快適な着心地がかないます。

颯爽とした「パンツ」スタイル

ネイビージャケットの万能さを発揮するコーディネートを披露

インナー(Theory)、パンツ(Theory luxe)、シルクのスカーフ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(J.M. WESTON 青山店)、ジャケット/ジョルジオ アルマーニ私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2019年
インナー(Theory)、パンツ(Theory luxe)、シルクのスカーフ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(J.M. WESTON 青山店)、ジャケット/ジョルジオ アルマーニ私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2019年

ジャケットネイビーという色を生かし、センタープレスのパンツや端正なローファーで、凛としたエッセンスを加えたビジネスカジュアルコーデ。バッグはライトグレーで装いに溶け込ませ、軽やかさを演出。

デコルテからのぞく白が爽快さを演出

Tシャツ(ジェームス パース 青山店)、ジャケット(ウィム ガゼット 青山店〈トネッロ〉)、アリクアムのパンツ・ソフィー ブハ
イのバングル(ストラスブルゴ)、バッグ(プレインピープル丸の内〈マウロ・ゴヴェルナ〉)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年
Tシャツ(ジェームス パース 青山店)、ジャケット(ウィム ガゼット 青山店〈トネッロ〉)、アリクアムのパンツ・ソフィー ブハ イのバングル(ストラスブルゴ)、バッグ(プレインピープル丸の内〈マウロ・ゴヴェルナ〉)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年

ジャケット着用時こそ、涼やかに凛とありたいもの。背抜きのジャケットのインには、風通しのよい薄手の一枚が好相性。

やわらかなシルエットで女らしさを強調するエレガントスタイル

ジャケット(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、ニット(エンフォルド)、パンツ(Theory luxe)、ストール(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、ベルト(TOMORROWLAND〈TOMORROWLAND〉)、サングラス(バーバリー アイウェア)、バッグ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious3月号』小学館、2018年
ジャケット(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、ニット(エンフォルド)、パンツ(Theory luxe)、ストール(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、ベルト(TOMORROWLAND〈TOMORROWLAND〉)、サングラス(バーバリー アイウェア)、バッグ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

成熟した女性のジャケットスタイルは、一歩間違えると相手を圧倒してしまう威圧感が悩みの種。むしろ女らしさを意識したほうが好印象を与えます。しなやかなラインをつくるよう、ジャケットもボトムも、とろみのある素材や、流れるようなシルエットを選ぶと効果的。足元は女度を上げるヒールがお約束。小物までモノトーンでまとめた辛口スタイルが、着こなしのポイントです。

ジャケット(インドゥエリス)、ブラウス(ストラスブルゴ〈バルバ〉)、パンツ(トヨダトレーディング プレスルーム〈チルコロ1901〉)、スカーフ(クルチアーニ 銀座店)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(和光〈マウロ ゴベルナ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年
ジャケット(インドゥエリス)、ブラウス(ストラスブルゴ〈バルバ〉)、パンツ(トヨダトレーディング プレスルーム〈チルコロ1901〉)、スカーフ(クルチアーニ 銀座店)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(和光〈マウロ ゴベルナ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

伸縮性のあるソフトジャケットにヒモで調整するイージーパンツとの組み合わせ。きちんと感がありながら、実は楽ちんという優れもの。白ブラウスを合わせて、ビジネスカジュアルを完成させましょう。

上品な「スカート」スタイル

マット&シャイニーな質感のメリハリで、格も華もあるジャケットスタイルを演出

ジャケット(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ブラウス・スカート(オールウェイズ〈MIKAKO NAKAMURA〉)、バッグ・靴(JIMMY CHOO) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious4月号』小学館、2019年
ジャケット(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ブラウス・スカート(オールウェイズ〈MIKAKO NAKAMURA〉)、バッグ・靴(JIMMY CHOO) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious4月号』小学館、2019年

黒のノーカラージャケットは、インに合わせるアイテムで表情を変えられるのが魅力。格も華やかさも必要な場では、幅広ボウの艶ブラックブラウス+セミマットな白のストレートスカートをコーディネート。ミックス素材のバッグとスエードのパンプスを投入して、端正なシルエットにモードな遊び心や洗練された色香をトッピング。ラグジュアリーな個性が香って、一目おかれる着こなしに。

ジャケット(インドゥエリス)、ワンピース・バッグ(アクリスジャパン)、横に添えたコート(インドゥエリス)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年
ジャケット(インドゥエリス)、ワンピース・バッグ(アクリスジャパン)、横に添えたコート(インドゥエリス)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

風格すら漂う美しい風合い&色が華やかな気品

黒に代わるオフィシャルなカラーとして注目なのがグレー。女性らしいワンピースも、素材感もきりっとしているので甘すぎず、グレーのやわらかさが上品。バッグにネイビーブルーを合わせれば、ちょっとおしゃれになる。仕事柄、初対面の方にお会いすることが多く、あまりにキリッとしたジャケットではこわくなりがちでも、このコーディネートならいい印象が残せる。ヨーロピアンなブルーのバッグのチョイスして。

膨張色の白ジャケットはボトムとのバランスでスタイルアップを狙う!

ジャケット(三喜商事〈イレブンティ〉)、インナー(三喜商事〈イレブンティ〉)、スカート(ストラスブルゴ〈ハイアリン〉)、和光のポケットチーフ・ネックレス・メゾン ルーバスのバングル(和光)、バッグ(ビームス ハウス 丸の内〈エマニュエラ ペトロガリ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2017年
ジャケット(三喜商事〈イレブンティ〉)、インナー(三喜商事〈イレブンティ〉)、スカート(ストラスブルゴ〈ハイアリン〉)、和光のポケットチーフ・ネックレス・メゾン ルーバスのバングル(和光)、バッグ(ビームス ハウス 丸の内〈エマニュエラ ペトロガリ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2017年

メンズのテーラリング技術を取り入れた着心地、控えめなディテールと素材選びに定評あり。写真は、織り模様で表情豊かに仕上げたコットン素材。

スカート(サン・フレール〈エルマンノ シェルヴィーノ〉)、ブラウス(ストラスブルゴ〈アダム リップス〉)、ジャケット(wb)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、時計(ジャガー・ルクルト)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年
スカート(サン・フレール〈エルマンノ シェルヴィーノ〉)、ブラウス(ストラスブルゴ〈アダム リップス〉)、ジャケット(wb)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、時計(ジャガー・ルクルト)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年

優しい印象を与えるピンクのブラウスをひざ下丈のグレンチェックのロングスカートにINし、白ジャケットを着用した、クライアントとのアポイントがある日の品格漂う、コンサバティブな装い。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。