側頭筋は頭の側頭部に広がる大きな筋肉。この側頭筋がストレスや緊張、食いしばりなどが原因で凝り固まってしまうと、側頭筋と連動している目元の筋肉も弱まり、シワ、たるみが起こりやすくなります。

そこで、村木さんが教えてくれるのは、簡単に側頭筋をほぐして緩めるマッサージ法。

こぶしを使って側頭筋をほぐすのですが、効果的に緩めるためのコツがあるので、是非チェックを。目周りの皮膚は繊細なので、直接マッサージするのは厳禁ですが、側頭筋のマッサージなら問題なし。眼精疲労、かすみ目解消にも効果的ですよ。

■Step1:こめかみにこぶしを当てる

こぶしをつくり、第1関節と第2関節の間の平らなところを側頭部に当てて、左右から挟みます。このとき食いしばらないように、口を軽く開けるのがポイント。

こめかみにこぶしを当てる
奥歯を噛み締めたまま行うと、筋肉が緊張してしまい、側頭部が緩みにくくなるので気をつけて。

■Step2:ミリ単位でこぶしを細かく動かしながらマッサージする

Step1の状態で、上下にジグザグと側頭筋の深部をほぐしします。これを10秒くらい行いましょう。

ミリ単位でこぶしを細かく動かしながらマッサージする
正面を向いたまま、深呼吸してリラックスしながら行いましょう。

ほぐすのは側頭部の生え際から耳の後ろまで。丸印のあたりを目安に計9カ所を各10秒ずつマッサージしましょう。

ほぐすのは、側頭部の生え際から耳の後ろまでを示した丸印
ほぐすときの圧は、骨をマッサージする感じで、深くプッシュしながら行いましょう。

【まとめ|下まぶたのたるみ解消!「目元引き上げ」90秒ほぐしメソッド4か条】
1.目の下のたるみは頭の横の筋肉である側頭筋が大きく影響している。
2.側頭筋が凝ると連動している目周りの筋肉が硬化して凹みが生じる。
3.目の下のたるみを解消するには、側頭筋マッサージが有効。
4.村木さんが提案するこぶしを使ったマッサージなら簡単に即効で側頭筋をほぐせる。


以上、下まぶたのたるみ解消!「目元引き上げ」90秒ほぐしメソッドを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は12月19日(土)の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:武田宏美さん
(39歳・音楽配信サービス会社勤務)
「側頭筋がこんなに凝っていたなんて、と思うほど気持ちがよく、マッサージした後は視界がクリアになる感覚です。たった一回で目尻もキュッと上がった気がしますので、継続すればたるみ知らずの目元になれるかも、と期待しちゃいますね」  
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子