「出納」ってなんと読む?「しゅつのう」ではなく…難読熟語の定番です!
令和2(2020)年も、残すところ、あと二日ですね。
12月30日ともなると「もう年末休暇に入って○日目」という方が多いかと思いますが、例年、本日まで働くことが恒例の業界といえば「証券」です。本日12月30日が証券取引所の仕事おさめで「大納会(だいのうかい)」と呼ばれるセレモニーが行われます。
証券取引所といえば、新たに上場した企業が鐘を打つシーンが有名ですね。「大納会」には例年、著名人が招待され、1年の締めくくりとして、あの鐘を鳴らすならわしになっています。令和元年には狂言師の野村萬斎さんが招かれていましたが、今年はコロナ禍の社会情勢をかんがみ、著名人は招かずに「大納会」の規模を縮小するとか。
…ところでみなさま、この漢字、意外と読めないのでは?
【問題1】「打鐘」ってなんと読む?
「打鐘」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「鐘を打つこと」の、あらたまった言い方です。
「打鐘会って、上場のシンボルになっているわよね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 打鐘(だしょう) です。
上場の際のセレモニーは「打鐘会(だしょうかい)」とも呼ばれます。みなさま、読めましたか?
「警鐘(けいしょう)を鳴らす」という慣用句にもあるように、「鐘」の音読みは「ショウ」ですよ!
除夜の鐘を打つことも「打鐘(だしょう)」です。「うちかね」としか思い浮かばなかった、という方は、この機に正しい読み方を覚えてくださいね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「出納」ってなんと読む?
「出納」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「金銭や物品を出し入れすること」を意味する熟語で、難読単語の定番です。
<使用例>
「休暇のうちに、2020年の現金出納帳をチェックしておこうかしら。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 出納(すいとう) です。
そのまま読むと「しゅつのう」と読みそうなので難読熟語の定番です。「間違えやすい読み方」として各所で注意喚起される言葉ですので、大人のみなさまは、きっと、きちんと読めましたよね?
「あら、正しくは出納(すいとう)だなんて、わからなかったわ!」という方は、正しい読み方をしっかりとインプットしてください。
本日は、
・打鐘(だしょう)
・出納(すいとう)
という難読漢字をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『JPX日本取引所グループ』ホームページ/株式会社日本取引所クループ
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱