「暖簾」ってなんと読む?「だんすだれ」ではありませんよ!
明日から、暦(こよみ)は二十四節気の「大寒(だいかん)」に入ります。「冬」の節気の最後の一節で、ここを乗り切れば「立春」、春の節気に入ります。
冬には冬の美しさや楽しみがありますが、「大寒」とは、字だけでもあまりにも寒々しいですね。…ということで、本日はあえて「暖」という漢字の入った日本語クイズに挑戦しましょう(笑)!
【問題1】「暖簾」ってなんと読む?
「暖簾」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「商家の店先の日除けや、部屋の仕切りとして垂らす布。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「今はテイクアウト利用だけしているけれど、あのおでん屋さんの暖簾が見えると、それだけで暖かく感じるわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 暖簾(のれん) です。
「暖簾にかかわる」など、「店の格式や信用」という意味でも使用されますね。
「簾」は「すだれ」とも読む漢字ですが、「暖かい簾(すだれ)」と書いて「暖簾(のれん)」とは、そのお店を愛する気持ちがこもったような表記ですね。
…というところで、2問目のクイズです。
【問題2】「暖気」ってなんと読む?
「暖気」という日本語の「だんき」以外の読み方をお答えください。
ヒント:この読み方で読むと「性格がのんびりしていて、物事にこだわらないさま。」という意味の言葉になります。
<使用例>
「彼女自身は『私は暖気者だから』っていつも謙遜するけど、穏やかで聡明な人柄に救われてることが、とても多いの。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 暖気(のんき) です。
「呑気(のんき)」「暢気(のんき)」とも表記しますが、「暖気(のんき)」と書くと「癒し系」のイメージになりますね。
「暖気(だんき)」と読めば「暖かい気候や空気」「暖かい気配」という意味になります。
暦は「大寒」ですが、ちらほらと「暖気(だんき)」を感じられる日も出て来るようです。
この冬は感染症の流行で気持ちも寒々しくなりがちですが、深刻になりすぎず、対策は怠らず、しかし「暖気(のんき)」を忘れず、で乗り切りましょう。
本日は、
・暖簾(のれん)
・暖気(だんき/のんき)
という難読漢字をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱