秋から冬にかけて、仕事服にジャケットを合わせることは多いもの。しかし、その日のスケジュールによっては堅すぎる印象になることも……。そんなとき、スタイリストの犬走比佐乃さんはジャケットの代わりとして、ロング丈のジレとカーディガンをおすすめしています。
ジレは、カジュアルなニット素材は避け、スーツの延長として通用する堅い印象のものをセレクト。カーディガンは、デイリー使いとは一線を画すエレガントなハイゲージタイプを選び、仕上げに小物をピリッと効かせることで、こなれたビジネススタイルが完成します。
旬のロング丈のジレとカーディガンを使ったお仕事コーデを見ていきましょう。
■1:リラックス感漂う、エフォートレスな襟なしロングジレ
ジレをパンツとセットアップで揃えれば、スタイリングの幅が広がります。首元が寂しいときはスカーフを足しましょう。ベルトでマークすることで、間延びも抑えられます。
「このジレは、レイヤードに適したライニング付きなので滑りもよく、たくさん歩く外出先でもストレスを感じさせません」(犬走さん)
■2:きちんと感が漂う!マニッシュなテーラード・ロングジレ
マニッシュなテーラードジレには、すその両サイドに脚さばきを助けるスリット入り。ボウブラウスと、グラマラスなヒールを合わせ、女らしさをアピールします。
「先染めのグレンチェックが採用されたマニッシュなジレには、華やかなブラウスを投入して、女らしく仕上げるのが今季の気分です」(犬走さん)
■3:配色センスが勝因!知的ネイビーのロングカーディガン
3色のネイビーカラーを使った、さりげなく個性的なロングカーディガン。素材はシルク×カシミアで、取り外しが可能な共布のベルト付き。艶パンプスでリッチ感をプラスします。
「ネイビーのワントーンスタイルは、色をそろえすぎると、かえって地味に。そこで、グラデーションが美しいカーディガンをセレクト。コーディネート全体にメリハリが生まれて、こなれ感も満載です」(犬走さん)
■4:縦ラインで細見えスタイルを実現するロングカーディガン
フロントがすっきり見える、ノーボタン仕様のロングカーディガン。端正な白ブラウスで、オフィススタイルとしての緊張感をプラス。さらにタイトスカートで、コーディネートに優雅さを加えます。
「カーディガンのカジュアル度を軽減するには、全体を洗練配色にまとめることが一番。ブラウスをボトムインして、縦長シルエットを計算しました」(犬走さん)
以上、堅くなりすぎず、しかし好印象を与えるお仕事コーデをお届けしました。秋の仕事服として、ロング丈のジレやカーディガンを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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- PHOTO :
- 水田 学(NOSTY/人物)、小池紀行・池田 敦(パイルドライバー/静物)
- STYLIST :
- 犬走比佐乃
- HAIR MAKE :
- 森野友香子(Perle)
- MODEL :
- RINA
- EDIT&WRITING :
- 兼信実加子、佐藤友貴絵(Precious)