デニムが世の中に登場してから、1世紀以上もの歳月が流れているが、いつの時代でもコーディネートの主役を飾っているのは周知のこと。今でも炭鉱から古びたデニムが掘り起こされ、お宝デニムとして高値で取引されたり、当時のデザインを現代に蘇らせたモデルだたりと、未だ衰えを知らない。第一線で活躍するアイテムだからこそ、柔らかくて上品な風合いに加えて、洗練されたシルエット。このふたつを兼ね備えたデニムが必要だ。そこで今回は、そんな条件を満たす大人が満足できるデニムアウターを紹介する。

大人必要を満たすデニムアウターはこの4つ!

環境にも配慮した大人なデニムシャツ

シャツ¥74,000(ステディ ステディ〈トムウッド〉)
シャツ¥74,000(ステディ ステディ〈トムウッド〉)

程よくリラックスシルエットを取り入れた「コビーシャツ」は、リベット風のスナップボタンや、デニムパンツのヒップポケットを連想させるフロントのアシンメトリーなポケットが遊び心満載なシャツ。100%オーガニックコットン素材に加え、天然酵素を使用したストーンウォッシュ加工などを駆使することで、デニム製造する過程で使用される水の消費量や化学薬品を抑えているエコファーストなアイテムでもあるのだ。

問い合わせ先

ステディ スタディ

TEL:03-5469-7110

紺ブレの次はデニムのブレザー!?

ジャケット¥97,000(コロネット〈ラトーレ〉)

コットンにリネンを混紡したデニムのブレザー。副資材を極力省いたアンコン仕様にシャリ感のある生地感が、デニム素材ながらも爽やかな印象を与えてくれる。メタルボタンは光沢を抑えた燻したようなボタンを採用することで、決してカジュアル過ぎる印象を与えることはなく、オフはもちろん、昨今のビジネスシーンなら違和感なく着用できる優れものだ。

問い合わせ先

コロネット

TEL:03-5216-6521

素材をデニムに変えるだけで、あの名作コートもカジュアルに生まれ変わる!

コート¥79,000(マッキントッシュ青山店)
コート¥79,000(マッキントッシュ青山店)

マッキントッシュの中でもベーシックなステンカラーコート「ダンケルド」をデニム素材に切り替えたコート。柔らかいデニムを軽い一枚仕立てにすることで、デニム特有の堅苦しさはなく、またコート本来の緩やかで美しいAラインシルエットはそのままだから上品さもキープ。着込んでいくごとに味わい深く変化していく様を楽しみたいコートだ。

問い合わせ先

マッキントッシュ青山店

TEL:03-6418-5711

ビジネスとカジュアルのふたつを満たした、デニムスーツ

スーツ¥000,000※オーダー価格(伊勢丹新宿店〈リッドテーラー〉)
スーツ¥210,000※オーダー価格(伊勢丹新宿店〈リッドテーラー〉)

低めに設定したゴージラインのジャケットに、ベルトレス仕様の2プリーツパンツなど、随所にクラシックテイストを盛り込んだスーツも、素材がデニムに変わるとその印象は全くの別物に。素材には、イタリア老舗生地メーカー「ラルスミアーニ」のコットンにポリウレタンを混紡した生地を使用。伸縮性のあるデニムながらカジュアルになりすぎないのは、スーツ本来の仕立ての良さや構築的で美しいシルエットによる賜物である。

問い合わせ先

伊勢丹新宿店

TEL:03-3352-1111


コーディネートに欠かせないデニムアイテムだから、少しも妥協したくない。だからこそ納得のできるブランドたちを自信をもって紹介した。どのアイテムもデニムらしい無骨さは感じられず上品さがあるのがおわかりいただけたことだろう。どうせ着るならこんな上品なアイテムを堂々と着こなしたいものだ。

※価格はすべて税抜きです。

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
河又雅俊