マウンテンパーカーという呼び名は広く知られているが、どのメーカーもが作るときの基準にしたと言われるのが、カリフォルニア州リッチモンドで1965年に創業した『シエラデザインズ』のマウンテンパーカー。あえて“オリジナル”と呼ぶに相応しいこの一着の誕生は1968年。フード付きのデザインは、ウインドヤッケと呼ばれてヨーロッパで長く親しまれてきた防風着が原型といわれている。

すべてのマウンテンパーカーの基本となった一着

今シーズンは10色ものカラーバリエーションを展開。コーディネートに合わせて選べるのも嬉しい。マウンテンパーカ各¥44,000(アリガインターナショナル〈シエラデザインズ〉) 
今シーズンは10色ものカラーバリエーションを展開。コーディネートに合わせて選べるのも嬉しい。マウンテンパーカー各¥44,000(アリガインターナショナル〈シエラデザインズ〉) 

問い合わせ先

アリガインターナショナル

TEL:03-6659-4126

なによりも大きな特徴は、「60/40=ロクヨン」と呼ばれる、コットン60%ナイロン40%で織り上げた素材。防風性が高く、水に強く、引っ張り強度にも優れるという、アウトドアでの活動に欠かせない機能をもつ。さらに、60/40の表地と色違の裏地が施されており、このツートーンの色使いがタウンユースのお洒落心をうずかせる。

誕生から50年近く経った今も、その“オリジナル”は、素材も、大型のサイドポケットなどのディテールもそのまま。大いなる定番として魅力的な姿を保っている。

そんな『シエラデザインズ』のマウンテンパーカーをどう着こなすか。ボトムは、あえて王道のブルーデニムは外して、白デニムやシアサッカーなど、ホワイト寄りにシフトさせることを提案。そのボトムは、上質素材で美しいシルエットであることが重要になる。“オリジナル”の大定番という存在感に押されることのない、色気と軽快感のある大人の着こなしを楽しみたい。

定番アウトドアアイテムを、より都会的にお洒落に着こなす

 シェラデザインズのマウンテンパーカのタン×ネイビーのカラーは、定番中の定番!コーディネートのポイントは裾がやや短めのホワイトデニムを合わせるのがおすすめ。マウンテンパーカ¥44,000(アリガインターナショナル〈シエラデザインズ〉)、ジャケット¥110,000〈ラルディーニ〉・ニット¥14,000〈アラン ペイン〉・パンツ¥26,000〈イカイ〉/以上、シップス 銀座店、靴¥70,000(トレーディングポスト青山本店〈クロケット&ジョーンズ〉)
 シエラデザインズのマウンテンパーカーのタン×ネイビーのカラーは、定番中の定番!コーディネートのポイントは裾がやや短めのホワイトデニムを合わせるのがおすすめ。マウンテンパーカー¥44,000(アリガインターナショナル〈シエラデザインズ〉)、ジャケット¥110,000〈ラルディーニ〉・ニット¥14,000〈アラン ペイン〉・パンツ¥26,000〈イカイ〉/以上、シップス 銀座店、靴¥70,000(トレーディングポスト青山本店〈クロケット&ジョーンズ〉)
グリーン×タンの組み合わせは、1970年代から続く定番カラー。発色のいいグリーのマウンテンパーカーには軽やかなシアサッカーのパンツがおすすめ。マウンテンパーカー¥44,000(アリガインターナショナル〈シエラデザンズ〉)、ニットベスト¥25,000(ポール・スチュアート青山本店)、カットソー¥8,000(ナノ・ユニバース カスタマーサービス〈ラコステ × ナノ・ユニバース〉)、パンツ¥38,000(エスディーアイ〈イーストハーバーサープラス〉)、スニーカー¥17,200(シップス 銀座店〈ピエーヴェ〉)

問い合わせ先

※価格はすべて税抜です。

この記事の執筆者
音楽情報誌や新聞の記事・編集を手がけるプロダクションを経てフリーに。アウトドア雑誌、週刊誌、婦人雑誌、ライフスタイル誌などの記者・インタビュアー・ライター、単行本の編集サポートなどにたずさわる。近年ではレストラン取材やエンターテイメントの情報発信の記事なども担当し、ジャンルを問わないマルチなライターを実践する。
PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
河又雅俊