普遍的でベーシックなものを愛する一方で、トレンドにも背を向けることなく積極的におもしろがる。紳士服の歴史や規範に敬意を払いながら、あえてそれを破ることを躊躇わない。クラシックなスーツから、モード、カジュアルまで縦横無尽に嗜み、そのいずれにも自分なりのこだわりやルールをもっている…。理想の紳士の装いについて、その条件を挙げると枚挙にいとまがないだろう。古今東西、憧れのウェルドレッサーたちとて生涯をかけて研鑽を積み、探求や挑戦を続けるものだ。そして価値観は時代によって多様化し、変容するもの。だからこそ、今回は我々が生きるこの現代のお洒落とは何かについて考えた。きっとその答えが、理想の紳士を目指して道半ばにいる我々に現在地を示してくれる。
お洒落も中身も美学を極める紳士たちに!この服とスタイルで生きていく!
竹野内 豊、闘い続ける男の哲学、その本質
端整な顔立ちの演技派として、若き頃より第一線を走り続ける俳優、竹野内 豊。年齢を重ねるごとに渋さと色香が増し男のダンディズムを薫らせる。しかし順風満帆に見えた25年余りの役者人生は、思いがけず葛藤の連続だった。50代に入った今だから語られる、その人生と、哲学とは―。
※本誌の掲載金額に誤りがありました。スーツの価格は正しくは¥660,000です。お詫びしてここに訂正いたします。
新しい時代に必要なのは、「プロトコル」「トレンド」「個性」の自在なアレンジだ!「変える」シャツ、「変えない」シャツ
紳士が着るドレスシャツは、基本の形を踏まえたうえで新しい要素を加えて微妙に変化してきた。繊細な技と時のデザインの融合は、ドレスシャツが時代を超えて存在し続ける理由である。本稿では、円熟した洒落者から次世代の紳士が着るべき、現在のリアルなドレスシャツの指針を示していく。
21世紀の「真名品」はこれだ!
ここに選んだものは、すべて2000年以降に登場した21世紀の名品。最長で20年、今年発表されたばかりの新作も多く、その意味ではフレッシュなアイテムだ。さらに、新時代を象徴する靴と小物に絞り込んだのも狙いである。掲載された全59の商品に、必ずや「真名品」を探し出せることを確信している。
ラグジュアリー・カー&ウォッチ「調律の美学」
クルマと腕時計。このふたつは、男がこだわるアイテムの筆頭だ。大きさはまったく違えど、選び方や使い方でもち主の想いがはっきりと表れる。スタイルのある男を目指すなら、「どう魅せるか」まで気を配りたい。色、素材、デザイン、機能…。ポイントをリンクさせることで、立ち振る舞いが調和するのだ。時間もスピードも制するファッショニスタを目指して、洒脱に疾れ!
宇垣美里と賢者が教える「紳士の名品肌」を作るベストコスメ
服や時計はこだわるのに、肌作りには無頓着な者がまだまだ多い。しかし、こだわり抜いて選んだ名品たちは、実はきちんと手入れされた清潔感のある肌の上でこそ、その価値を最大限に発揮するのだ。宇垣美里さんが語る「紳士にスキンケアが必要な理由」、美容賢者が選んだ「紳士のベストコスメ」の2本立て企画で、名品アイテムが似合う魅力的な肌を手に入れてほしい!
以上、メンズプレシャス春号の特集を駆け足で紹介した。単なる娯楽ファッションとしてではなく、トータルで男のスタイルを提案するメンズプレシャスは、あなたの感性にハマることだろう。濃厚な1冊に仕上がったメンズプレシャス春号をぜひ手にとっていただき、あなたが理想とするスタイルを見つけていただきたい。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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