優雅で心地いいラウンジチェア「CH78 ママ・ベア」に夢中!
最新『Precious』4月号では、今世界中で注目の「ピエール・ジャンヌレ、その名作椅子を知っていますか?」と題した特集を展開中。特集内では、ジャンヌレ作品に加え、さらに今、大人が手に入れたい名作椅子を厳選して紹介しています。
本記事では、なかでも編集スタッフが魅了された椅子として、北欧家具デザインの巨匠として知られるハンス J. ウェグナーがデザインした、「ママ・ベア」の愛称で知られる「CH78 ママ・ベア」に注目しました。
このラウンジチェアに惹かれたのは、なんと言っても、布張りのエレガントなフォルムが美しいこと。それでいて、座面が広々としていること!
身長155㎝と小柄なエディターYなら、すっぽりと包みこまれそうなサイズ感じです。ゆったりと体を預けられ、その贅沢な座り心地に思わず酔いしれてしまいそう。
背についたふたつの“耳”とやわらかな曲線がどこか愛らしい、この「ママ・ベア」が誕生したのは1954年のこと。ハンス J. ウェグナーは「パパ・ベア」というラウンジチェアも手がけていて、それよりも軽快でコンパクトなものをと誕生したのが、この「ママ・ベア」でした(それでも、十分すぎるくらいのゆったり感!)。
この優雅なラウンジチェアの名作が2020年に復刻され、現行品で購入可能。この椅子から、豊かな時間が始まりそうな気配です。
デンマーク家具デザインの巨匠、ハンス J. ウェグナーとは
ハンス J. ウェグナーは1914年、デンマーク生まれ。靴職人の父親の影響で、早くから家具職人の下で修行をし、17歳のとき家具職人の資格を取得。後に家具デザインをコペンハーゲンで学び、アルネ・ヤコブセンの建築事務所で働きました。
30歳のとき手がけた「チャイニーズチェア」や世界的ベストセラーの「Yチェア」をはじめ、92年の生涯でデザインした椅子は500以上! 「椅子の巨匠」とも言われ、時代を超えて長く愛され続ける名作が数々あります。
一流の家具職人かつ家具デザイナーであり、素材も構造も知り尽くしたウェグナーの椅子は、フォルムが美しくて丈夫。時を重ねるごとに木が味わいを深め、馴染んでいく感じがします。
なかでも自分のためにデザインしたというラウンジチェア「ママ・ベア」は、ともに長い時を過ごしていきたくなる、美しくて居心地のいい椅子です。
横顔も後ろ姿も美しい「CH78 ママ・ベア」は、色のバリエーションも豊富
どこから見ても美しいラウンジチェア「ママ・ベア」は、愛しくなる存在感。
本体の張り地は、Kvadrat社のFiordシリーズのライトグレーやダークグレー、ライトブラウン、モスグリーンなどの落ち着いた色合い、そして白などの上質なファブリックから、脚の素材は無垢のオーク材またはウォールナット材から選択可能。別売りのネックピローは本体と同じファブリックか皮革から選ぶことができます。
以上、北欧家具デザインの巨匠ハンス J. ウェグナーが手がけた椅子「ママ・ベア」をご紹介しました。
タイムレスに愛され続けるには、必ず理由と物語があります。おうち時間が長くなった今だからこそ、名作椅子のあるライフスタイルを検討してみてはいかがでしょうか?
※掲載した商品はすべて税抜です。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 川村有布子