ただ畏まっただけのコーディネートでなく、デイリー仕様に気負いなくツイードジャケットを着こなすアレンジをマスターしてみませんか? 今回はおしゃれさ抜群の3人のコーディネートにスポットを当てました。

■1:パトリシア・ウィルシュクは…ゴールド系ベージュは×白デニムで清潔感あふれるエレガンスに

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ベルトもジャケットと同じ系統のキャメルでまとめて、高めのウエスト位置をアピール。

インフルエンサー兼、美術史家としてドイツで活躍するパトリシア・ウィルシュク。2025年5月末にデュッセルドルフでキャッチされた日は、白Tシャツにベージュのツイードジャケットを重ね、ホワイトデニムを合わせていました。ベージュにはゴールド糸が入っていて落ち着いているだけでなく、華やかさも演出できます。フリンジ風のデザインがこなれ感にもつながり、白いTシャツ×デニムにリッチさを加味。

そのほかの合わせるアイテムでカジュアルダウンさせてクリーンに仕上げると、新鮮で大成功です。

■2:ダリヤ・シジヤは…印象的な赤なら華やぎ&上品なムードを演出して大正解

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着こなしの赤をリップでリピートして、全身のおしゃれに統一感を出しています。

インフルエンサー、ダリヤ・シジヤがN.Y.で見かけられたときの着こなしです。ボルドー系レッドと黒のブラウスに同じカラーリングのツイードジャケットを重ね、白いスカートを愛用していました。大抵、黒いボトムを合わせがちなブラウス&ジャケットですが、そうしてしまうとやや重たい印象にも。クリアホワイトのラップタイプのスカートなら、メリハリがついてさらに女子力も確実に高まります。黒いトリミングに金ボタンが輝くチェック柄は着映え効果抜群です。

タイツとファーシューズも同じボルドーを取り入れて、トップスのインパクトとバランスが取れているのも見逃せません。

■3:アシュリー・ロバーツは…深いスリット入りボトムでハンサムさを軽快に表現して

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トップスにボリュームが出るので、ヘアはタイトにまとめるとすっきり。

アーティスト兼メディアパーソナリティのアシュリー・ロバーツは、ロンドンでスナップされていました。白と黒のミックスツイードのジャケットに、ロング丈のデニムスカートをコーディネートして、颯爽と闊歩。着膨れやすい毛足が長いツイードでも、センターに深くスリットが入ったロングスカートを組み合わせていて、すらりIラインシルエットが完成しスマート見えに。モノトーンのミックスツイードなら、大人っぽいシンプルさが光ると同時に、いちばん着やすい色味です。

スリットからロングブーツが見えて引き締まった印象にまとまっているのも、お手本にしたい足元アレンジといえます。


ツイードジャケットをセンスよく着こなしていた3人のスナップにクローズアップしました。品格あるツイードのよさをキープしつつ、今どきのこなれた着こなしに仕上げるアレンジを見習ってください。

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EDIT&WRITING :
佐野有紀