昨年の11月に登場し、バックル部に機能を搭載した革新的な腕時計として、脚光を浴びる「wena 3」。装着感のいいデザインや耐衝撃・耐水性能といったハード面の魅力も素晴らしいが、生活に密着した実用的な多機能も魅力。「wena 3」を使ってどんなことができるかをチェックしてみた。

実用的な機能によって生活の多様なシーンをサポート

バックル部分にディスプレイが搭載され、通知をはじめとする情報が瞬時に読み取れる「wena 3」。バンドの素材はメタル、レザー、ラバーを展開。様々な腕時計のヘッドに装着が可能で、アンティークウォッチもスマートウォッチとして使えるようになる。
バックル部分にディスプレイが搭載され、通知をはじめとする情報が瞬時に読み取れる「wena 3」。バンドの素材はメタル、レザー、ラバーを展開。様々な腕時計のヘッドに装着が可能で、アンティークウォッチもスマートウォッチとして使えるようになる。
 

かざすだけで様々な支払いができる

多くの人にとってストレスフリーになるのが、バックル部をかざすだけで、鉄道・バス、ショッピングに利用できることだろう。楽天Edy やiD、クイックペイなどの電⼦マネーだけでなく、交通系IC カード「Suica」にも対応。残⾼確認や、利⽤履歴を手元ですぐに確認できるのも便利だ。

毎日の活動ログを記録する機能も、加速度センサーとデュアル光学式心拍センサー搭載により進化をしている。歩数、消費カロリー、移動距離、心拍数計測に加え、睡眠の深さの4段階表示、最大酸素摂取量(VO2 Max)、さらに心拍のゆらぎをキャッチしたストレスレベルや、エネルギー残量もチェックも可能。体の状態を管理し、健康意識の向上にも役立つ。

音声で操作ができるAlexaに対応

すでに生活のスマート化を進めているのであれば、Amazonの音声アシストサービスAlexaを搭載している点も見逃せない。マイクに話しかければ、今⽇の天気の確認や部屋の電源のオンオフ操作が可能。外出先からでも、「Alexa」に話しかけることで、帰宅するまでにエアコンをつけておくといった活用もできる。

また、利用者が急増しているハンズフリーで家の鍵の解錠・施錠ができるスマートロック「キュリオロック」や、置き忘れを防止する通知機能、MAMORIO社の遺失物発見システム「クラウドトラッキング」機能にも対応している。

最新モデルからアンティークまで、さまざまな腕時計のヘッドに装着して使う「wena 3」は、バックル単体での販売が基本だが、「wena 3」とのコンビネーションを考えてデザインされた、ヘッド単体のプロダクトもつくられている。

ヘッドをジウジアーロがデザイン!

SPEC●キャリバー:No. MIYOTA0T50●防水性能5気圧風防:サファイアガラス●ケースサイズ46.5mm●厚み13.8mm●質量77g●ケース材質:SUS316L「wena Three Hands Silver desingedby Giugiaro Architettura」(右) ¥58,000前後 「wena Three Hands Premium Black desingedby Giugiaro Architettura」(左) ¥59,000前後

3月12日に発売されたヘッド「wena head designed by Giugiaro Architettura」は、イタリアのインダストリアルデザイナー・ファブリッツィオ・ジウジアーロ氏がデザイン。ファブリッツィオ氏は日本でも多くのファンを持つジョルジェット・ジウジアーロの子息であり、本国では自動車、ローマ・テルミニ駅やミラノ中央駅の建築改修、フレッチャロッサなどの高速鉄道のデザインなどの建築プロジェクトも手がているという。

スタイルのみならず、モータースポーツでの実使用を想定し、ハンドルを傾けた時でもダイヤルの表示が見やすい、ヘッド部が左右に30度ずつ回転するドライビングに適した構造となっている。

ラグの付いたリングを、胴と裏蓋の間に挟むことでスムーズな回転動作を可能。30度傾けた場所でクリック感を出し、使用時に勝手に動かない安定性と心地よい操作感を持たせています。数多くの高級時計製造実績があり、高い技術力と開発力を誇る協和精工が製造したメイドインジャパンモデルとなっている。

タイプはホワイト文字盤の「wena Three Hands Silver desingedby Giugiaro Architettura」と、ステンレスにブラックIP加工を施した「wena Three Hands Premium Black desingedby Giugiaro Architettura」の2種類を用意。デザイン性に優れたスマートウォッチに仕上げている。

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ウェナ

この記事の執筆者
主にモノ雑誌を中心に’80年代から活動するライター。トレンド製品や斬新な着想から生まれたガジェット全般の執筆に取り組む一方で、腕時計やバッグ、シューズといった、男の逸品をテーマにした記事も手がけている。