「定石」ってなんと読む?「ていせき」と読むと、大恥ですよ!
皆さま、令和2年分の確定申告はお済みですか?
例年、3月15日ごろが申告期限となっていましたが、コロナ禍の影響で、密を避けるため、昨年と今年は4月15日まで、申告期限が延長されています。
会社員の方など、「自分は確定申告は必要ない」とお思いの場合でも、
6つ以上の寄付先に「ふるさと納税」をなさった方や、
平成29(2017)年以降に適用され始めた「セルフメディケーション税制(ドラッグストアで購入した薬品の購入金額に応じて納税額が優遇される制度)」を適用できるケースなどもありますので、気になる方はお調べくださいね。
さて、本日1問目のクイズと参りましょう。
【問題1】「確り」ってなんと読む?
「確り」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「堅固なさま」「性格などが堅実で信頼できるさま」「ものごとを充分に行うさま」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「昨年は収入が流動的だったから、確定申告を機に、より確りと検算しましょう。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 確(しっか)り です。
「確」という字は「しっか」「しか」という訓読みを持っています。
「確(しっか)り」のほか、「確(しか)と見届ける」などの表記もあります。知らないと意外ですが、意味合い的には「なるほど」と納得できますね。
本日、確定申告の話題で始まりましたので、「確」のクイズをお送りしました。
2問目は「定」の入った、カン違いの多い言葉を扱ったクイズです。
【問題2】「定石」ってなんと読む?
「定石」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「ものごとを処理する一定のやり方」などの意味を持つ言葉です。
「こういった案件は、奇をてらうより、定石通りの対応をするほうが、安全だと思います。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 定石(じょうせき) です。
「ていせき」という誤読が、意外と多いようですが、「定石(じょうせき)」が正解です。
もとは囲碁の用語で「最も有利とされている決まった石の打ち方」という意味も持っています。
例文のように、ビジネスシーンや、かしこまったシーンでしばしば使用される言葉ですので、 誤読にはくれぐれもご注意ください。
本日は、確定申告の話題に触れながら、
・確(しっか)り
・定石(じょうせき)
などの読み仮名をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:国税庁ホームページ
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱