地球の自然環境に配慮した動きが世界的に広がりを見せているが、NACS-Jは、ダムの底に沈もうとしていた尾瀬の自然を守るため、1951年、学者や登山家を中心に設立され、今年で70周年を迎える日本最初の自然保護団体だ。
このNACS-Jと、本格アウトドアウオッチ「PRO TREK(プロトレック)」の共同開発は、絶滅危惧種とその生息地の保全をテーマにスタート。2018年に「イヌワシ」、2019年に「オオルリシジミ」、2020年には「アカウミガメ」をモチーフにしたモデルがリリースされている。
第4弾となる今回のコラボレーションでは、日本の自然保護の原点である「尾瀬の自然」をモチーフに、象徴的なアイコンをモデル全体にデザインしているのが特徴だ。
尾瀬の自然とNACS-Jのロゴをまとったアニバーサリーモデル
デュラソフトバンド前面に、尾瀬の地形をイメージした等高線パターンを印刷し、等高線が織りなすパターンが迷彩柄を連想させるクールな仕上げ。裏蓋には記念モデルを象徴する協会設立70周年記念マークが刻印され、NACS-Jのロゴマークが施された遊環との組み合わせが、アニバーサリーコラボレーションにふさわしいスタイルをつくりあげている。
さらに、付属のカラビナアタッチメントには、尾瀬最大の魅力である尾瀬ヶ原に代表される湿原の美しさを表現。山稜や山腹にも多くの湿原があり、池や沼の神秘さや可憐さをイメージした爽やかなカラーを採用し、簡単にバンド交換が可能なスライドレバーを採用することで、軽登山やハイキングなどに合わせて装着できる。
実用性と機能性の高い「PRW-30」をベースモデルに採用
ベースモデルには、高い視認性と小型化を実現した「PRW-30」を使用。方位、気圧/高度、温度をワンプッシュで計測できるトリプルセンサーVer.3をはじめ、世界6局の標準電波に対応するマルチバンド6、各種機能を安定的に駆動させるタフソーラー、暗所においては腕を傾けるだけで自動点灯するフルオートLEDライトなどの高い実用性も備えている。
アウトドアのアクティビティは豊かな自然があってこそ成立する。今一度、自然保全を原点に立ち返って考える。そんな強いメッセージ性を感じさせるコラボレーションモデルだ。
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- TEXT :
- 安藤政弘 ライター