みなさんと同じように年齢と経験を重ねながら、今この瞬間を一番に輝かせている綺麗のプロたちに、実践中の美容法や愛用コスメについて語っていただくビューティ連載企画、41回目です。
今回お話を伺ったのは、ラグジュアリーマガジン『Precious』の専属モデルとして活躍中の真樹麗子さん。真樹さんといえば、凛とした美しさ。その美しいオーラを演出しているパーツの一つが、眉! そこで、上品で凛とした眉の作り方を教えてもらいました。
眉を美しく整えると、目周りがキレイに映える
「眉は、長さや色、太さや位置が変わるだけでガラリと印象が変わるもの。それにあわせて、ファッションや髪型も似合うものを変わってくるため、メイクする際に、ポイントメイクの中で一番時間をかけています。
それに歳を重ねていくとまぶたが重くなっていきます。そうすると、目元を頑張るよりも、眉を美しく整える方が目周りがキレイに映えるように。祖母も”眉毛は女の命。いつでも描いていないとダメよ”と言っていたもので、大人になればなるほど、女性は眉で品格や自信が宿ると実感している日々です。
大人の方々は、細眉が主流だった時代も経験されていますよね。細眉時代から一気に太眉にシフトチェンジした頃、眉がない状態にパウダーやペンシルを重ねても、すぐに落ちてくると痛感しました。2年ぐらいの間、眉の美容液を使って眉育したおかげで、だいぶ眉は復活したのですが、眉を生やすだけでは大人の品は宿りません。
複数のアイテムやツールを駆使して、毛に質感を出してあげることが必要。毛に質感が出ると生命力が出て、品や凛とした女らしさや若々しさも宿るので、ぜひ眉メイクに力を入れてみてください」(真樹さん)
パウダーとペンシルだけじゃなく、ツールも大切
「真樹流の眉作りは、眉にルースパウダーをひとはけすることから始まります。ベースメイクの油分を抑えることで、眉メイクがヨレないように。そこからスクリューブラシで余計なパウダーを払って、同時に毛流れを出します。
次にパウダーをブラシに取り、アーチ下→眉山の順にちょっとずつ埋めながら、丁寧にラインを引いていきます。そして、フォルムができたら眉全体を埋めていきます。全体を埋めたら、真ん中ゾーンをアイブロウブラシでちょっとずつぼかすして、ふんわり感をプラス。眉頭は下から上にシュッとブラシを当てて描き、左右対称に寄せていくと顔がキリッと引き締まります。
さらに落ちやすい部分はリキッドペンシルで丁寧に描き足し、最後にアイブロウマスカラで下から上にとかせば完了! マスカラで眉を立たせると、毛並みの質感が出て眉に生命力が宿ります。
眉山は平たんではなく、主張しすぎない感じでカーブを作って上げると、より大人の凛とした美しさがアップ。カーブがあるだけで女性らしさや自信が出るので、大人は若者の流行りに左右されず、存在感のあるキリッとした眉に仕上げることがおすすめです」(真樹さん)
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眉は手をかけて、リアルな毛並みを引き出すことが、大人のあか抜け術であることが真樹さんの眉を見れば一目瞭然。ぜひ参考にしてみてください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部