【目次】
「勿忘草」ってなんと読む?「ものわすれそう」?いえいえ、可愛らしいお花です!
明日・4月24日は、『植物学の日』です。「植物学の父」と呼ばれる、植物分類学者の故・牧野富太郎氏のお誕生日に由来する記念日です。牧野氏は1862(文久2)年に生まれ、94歳で他界されるまでの生涯を植物研究に費やし、植物の新種・変種2500種を発見・命名する偉業を成し遂げました。
本日は、植物の名前に関する難読クイズに挑戦していただきましょう!
まず1問目は、小手調べの問題です。
【問題1】「勿忘草」ってなんと読む?
「勿忘草」の読み方をお答えください。
ヒント:薄紫の、5つの花びらを持つ小さな花をつける多年草で、ガーデニング品種としても人気です。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 勿忘草(わすれなぐさ) です。
「忘れること勿(なか)れ」という漢文的な読み方が使用された表記ですね。正解できたでしょうか?ちょっとドラマチックなイメージの名称でもあるので、詩歌などのモチーフにもよく使用される植物です。どんな形状のお花か、ご存知でしたか?
…さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「虎杖」ってなんと読む?
植物名「虎杖」の読み方をお答えください。
ヒント:山野に群生するタデ科の多年草で、茎は成長するにつけ木質化し、夏には小さな白い花をたくさんつける植物です。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 虎杖(いたどり) です。
この字で「虎杖(いたどり)」とは、まさに難読!という感じですが、いまは、お子さんのほうがスラスラ読めるかもしれません。爆発的な人気で話題になっている漫画作品『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』の主人公の苗字が「虎杖(いたどり)」なのです。ということで、大人も読めるようにしておいたほうが良さそうです(笑)。植物の「虎杖(いたどり)」は、俳句の仲春の季語にもなっており、食用ができ、根を痛み止めの薬として用いることから「痛みをとる」という意味の「いたどり」と呼ばれるようです。生薬としては「虎杖根(こじょうこん)」とも呼ばれます。茎が成長すると軽くて丈夫であることから、昔は杖に使用されたこともあったそう。この茎の部分に、虎のような斑点模様があることで「虎杖」という表記になった、と言われています。
本日は、4月24日、『植物学の日』にちなんで、植物の名前に関する難読クイズで、
・勿忘草(わすれなぐさ)
・虎杖(いたどり)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:ふたば漢方薬局ホームページ
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱