ファサードやストア内の壁面の装飾は、「アブレイジョン」と呼ばれるカラフルなオリジナルプリント。これは、自動車のボディパネルの塗装を落とすときに現れる、剥ぎ取られたような擦れた表情をモチーフにしたもの。モーターサイクルのファッションや用品を手がけたことから始まるダンヒルの、1893年の創業からの長い物語を宿した装飾といえる。
ダンヒルの“今”を切り取ったラグジュアリーな品揃え
モダンで明るい印象を受ける店内には、最新のランウェイルックからレディ・トゥ・ウェア、レザーグッズやアクセサリーまで、現在のクリエイティブ・ディレクター、マーク・ウェストンによって厳選されたラグジュアリーなアイテムが揃う。お馴染みのダンヒルブティックとの大きな違いは、クラシックなスーツがないこと。つまり、進化し続けているダンヒルの今の部分だけを切り取った品揃え。その思い切りの良さが、お洒落であり続けたいと思う人たちの心を刺激しているのだろう。
そんな刺激的な品揃えのストアの、アイコニックなホワイトウッドのステージに並べられているのが、バッグや靴などのアクセサリー。中でもひと際目を引くのが「THE LOCK BAG(ロックバッグ)」。昨年9月にダンヒルの新しいアイコンバッグとして全国のダンヒルストアで発売が開始されて注目を集めたが、その人気の勢いが今も止まらないという。ここでは、そのTHE LOCK BAGの魅力を、ストアで展開されている注目のファッションアイテムとのコーディネートとともに再確認する。
強烈に印象的な『THE LOCK BAG』は愛すべきアイコニックメモリ・アイテム
スマートフォンを持ち歩くのにピッタリという小振りなサイズながら、スタイリッシュで存在感のある『THE LOCK BAG』。とくに目を惹くのが、中央の鍵穴やバネ式留め具といったアナログな金具。そのデザインはクラシックなアタッシェケースからインスピレーションを得たものだという話に、なるほどと頷く。堅牢なフレームは、高い品質が認められているダンヒルの革製品の伝統を受け継ぐ職人の手作業によるもの。収納したものを保護するナイロンパッド入りの裏地を内部に使用するなど、細部に至るまで丁寧な作りが施されている。
古き良き時代の英国紳士のスタイルの象徴といえるアタッシェケースの面影がありながら、懐古趣味には偏らず、今に相応しいスタイリッシュな姿で魅せるTHE LOCK BAG。これからの季節には、ブルゾンやスニーカーといったカジュアルなスタイルに、自由な気分で合わせたい。斜め掛けにできるショルダーストラップ付きだが、手首に掛けるストラップも別売りで用意されている。その日のスタイルに合わせて付け替え、フレキシブルに使いこなしたい。
「ダンヒル GINZA SIX コンセプト ストア」では、同店舗ならではの商品が手に入るのも嬉しい。人気は、クリエイティブ・ディレクター、マーク・ウェストンのデザインによるストア限定のTシャツ。また、5月1日からは、新しい香りのフレグランスも先行発売されている。
2021年という今のお洒落を楽しみたい。そして、これからもずっと自分らいしスタイルを持ち続けたい。「ダンヒル GINZA SIX コンセプト ストア」に足を運べば、そんな思いに応える刺激と出会えるにちがいない。
※価格はすべて税込です。
ダンヒル GINZA SIX コンセプト ストア
- ダンヒル GINZA SIX コンセプト ストア TEL: 03-6891-3390
- 住所/東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 2階
営業時間/10:30〜20:30 - ※新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下では、一部情報が変更となる可能性があります。詳細は公式HPなどでご確認ください。
問い合わせ先
- TEXT :
- 堀 けいこ ライター
- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 河又雅俊