コレットは言わずと知れた、ひとつの時代を築いたセレクトショップです。20年にわたり世界で一番おしゃれなブティックとしてモードを牽引してきましたが、2017年12月20日をもって永遠に閉店。オーナーのコレットが年齢を理由に引退するのに伴い、お店もクローズすることになりました。残念ではありますが、とても潔い決断ですね。

かつてコレットに取り上げられれば世界に認められた証明だという評判になって、世界のモード・ブランドがこの売り場に陳列されたいと切望していました。また、最新モードを展開しただけではなくて、ここから敏腕バイヤーのミラン、スター広報のナデージュ、ギヨームも注目され、ファッショニスタとしてメディアに取り上げられたものでした。カルチャーをミックスしたストアづくりでも注目されたましたが、日本のビームスの方がそのやり方は早く、コレットの方がビームスを参考にしたと言われています。

伝説的セレクトショップと、世界のモードのトップを常に走り続けるシャネルとの最後のコラボレーションですから、その注目度も加速する一方です。

コレット×シャネルの華やかな店内をリポート!

こちらのフロアはブルーのピースが置かれています。
ホワイトのバッグとブルーのサンダルが爽やかですね。
ネイビー・ブルーは次シーズンの注目カラーです。
フクロウモチーフが気になります。自然モチーフも注目トレンドですね。
シャネルは非常に高度な手仕事の技術を持つアトリエを擁していますが、このブローチはそのうちの一つ、ルマリエが製作したものです。
ウインターシーズンを想起させる真っ白なコレクション。

店内では、2017-2018年秋冬プレタポルテコレクションと2017-2018年クルーズコレクションの中から厳選されたプレタポルテやアクセサリー、コスメが販売されているのはもちろんのこと、カール・ラガーフェルド撮影の写真展、シャネルのグローバル クリエイティブ メークアップ&カラー デザイナーであるルチア・ピカの「ビューティ・トーク」、シャネルのアンバサダーで、モデル、女優であるキャロリーヌ・ドゥ・メグレの「ファッション・トーク」、さらにIbeyiのコンサート、フーチュラ2000のライブ・アクション・ペインティングなど、イベント盛りだくさん。

盛りだくさんのイベントがこちら!

店の奥ではカール・ラガーフェルドの写真展を開催。モノクロ写真群の中に一枚だけ赤いシャツのジャック・ニコルソンというのが洒落ています。
ヘアーアクセも素敵です。パーティーにつけていきたいアイテム。
ビューティーコーナーでは、メイクアップのデモンストレーションも。
アクセサリー、コスメ、写真集を並べて、イメージが湧くようなディスプレーに。

No.1人気 !カールによるコラボTシャツに早朝から大行列

特に注目は限定品の、カールによるコラボTシャツ、ファレル・ウィリアムズによるスニーカー(11月21日発売)です。その人気ぶりときたら!

一番人気はやはりTシャツです。私は何回もお店に行ったのですが、いつ行ってもソールドアウト。開店前からすでに行列ができていて、しかも何人もがキャンプ用の折りたたみ椅子を持って陣取っていて開店を早朝から待っているのです。もう相当寒いのに!

カール・ラガーフェルドによる限定Tシャツが一番人気。

店の前で待たされ、店内で待たされ、やっと2階に上がれたと思ったら、
「Tシャツはもうありません」
「ええーっ!」
「今日は15着入荷しましたが、もうソールドアウトです」
がーん!

「僕は朝4時から並んでいたのに買えなかった…」と中国人の男の子も涙目です。最前列にいた男性たちは、どうみてもコレット×シャネルの服を着るようなタイプには見えなかったので、代わりに早朝から並んでお買い物をするように雇われたバイトさんだったみたいです。

開店前ですが、すでに人だかりができています。
みんなスマホをいじりながら開店を待っています。

コレット×シャネルのコラボ商品にかける情熱、恐るべし!
この最後のお祭り騒ぎは、11月25日の最終日まで続きそうです。

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この記事の執筆者
某女性誌編集者を経て2003年に渡仏。東京とパリを行き来しながら、食、旅、デザイン、モード、ビューティなどの広い分野を手掛ける。趣味は“料理”と“健康”と“ワイン”。2013年南仏プロヴァンスのシャンブル・ドットのインテリアと暮らし方を取り上げた『憧れのプロヴァンス流インテリアスタイル』(講談社刊)の著者として、2016年から年1回、英語版東京シティガイドブック『Tokyo Now』(igrecca inc.刊)を主幹として上梓。