冬の着こなしに、「コク」のあるアクセントを加えるのが、はっと目を引くインパクトアイテム。ラグジュアリーな雰囲気を存分に楽しむことができるクロコダイルのバッグなら、こなれ感のある洗練された印象がかないます。ポイントは、実用に走らないミニバッグの「小さめクロコ」を取り入れること。端正でありながら、ありきたりではない選択が着こなしを輝かせるのです。

端正フォルムの「小さめクロコ」が、秋冬スタイルにラグジュアリーな華を添える

風格と女性らしさを備えたクロコダイルのバッグは、いつの時代もエレガンスの象徴。着こなしにこなれ感が必須の今、重厚感よりも「さりげなさ」がポイントです。実用に走らないミニバッグなら、端然と並ぶクロコダイルの斑の美しさが際立ちつつも、大げさにならない端正な印象に。発色のよいカラーのものを選び、アクセサリー感覚で取り入れてみましょう。

さりげない特別感で、「いつでもラグジュアリー」な女に!

バッグ『アルマBB』【縦19×横25×マチ11㎝】・コート・ブラウス・パンツ(ルイ・ヴィトン)
バッグ『アルマBB』【縦19×横25×マチ11㎝】・コート・ブラウス・パンツ(ルイ・ヴィトン)

ミニサイズのバッグがトレンドの昨今、この季節には洋服の存在感に負けない、「コク」のある「小さめクロコ」バッグの出番です! 艶やかなネイビークロコは、きちんと感とラグジュアリー感を軽やかに表現。あえてチェック柄コートに合わせるという、かしこまらない効かせ方が、おしゃれ経験値の高さを感じさせてくれます。

アクセサリー感覚で取り入れたい、クールなパステルカラー

バッグ『ミニ ピーカブー』【縦18×横23×マチ12㎝】・コート・ニット・パンツ(フェンディ ジャパン)、ピアス・バングル(ダミアーニ 銀座タワー)
バッグ『ミニ ピーカブー』【縦18×横23×マチ12㎝】・コート・ニット・パンツ(フェンディ ジャパン)、ピアス・バングル(ダミアーニ 銀座タワー)

アクセサリー感覚の「小さめクロコ」は、「脱・黒」で個性を物語るのが効果的。そこで、澄んだ冬の空気感に似合う、繊細なパステルカラーに注目! 透明な艶をたたえたミントカラーが、ファーのポケットをアクセントにしたカシミヤコートに爽やかな華やぎを添えてくれます。

使いやすさも麗しさも優秀な、最愛ブランドの「小さめクロコ」

モードを牽引するトップブランドのミニクロコバッグは、着こなしを最旬へ導く洗練されたカラーリングが魅力。所作をスマートに見せるつくりも愛用ポイントとなる、名品バッグを厳選しました。

(上から)バッグ『ラゲージ ナノ』【縦20×横20×マチ10㎝】(セリーヌ ジャパン)、バッグ『シシリー』【縦16×横20×マチ8㎝】※ストラップ付き(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)、バッグ【縦16.5×横29×マチ12㎝】(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)
(上から)バッグ『ラゲージ ナノ』【縦20×横20×マチ10㎝】(セリーヌ ジャパン)、バッグ『シシリー』【縦16×横20×マチ8㎝】※ストラップ付き(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)、バッグ【縦16.5×横29×マチ12㎝】(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)

セリーヌのきれい色、『ラゲージ ナノ』

セリーヌの『ラゲージ ナノ』の知的なブルーは、黒、グレー、ブラウン、ベージュ…などの洋服にも合わせやすいきれい色として必見! しっかりとマチをとっているので、見た目以上に物が入るのも優秀です。さらに、斜めがけにもできるストラップ付いているので、颯爽としたエレガンスが今のおしゃれ気分にもマッチします。

ドルチェ&ガッバーナの、唯一無二の『シシリー』

ドルチェ&ガッバーナの『シシリー』は、見る角度によって印象が異なる、凝った素材使いの一点もの。自分らしさを託したい、アクセサリー感覚のバッグとして理想的な存在です。側面は鮮やかレッドに染め上げたクロコダイルという、豊かな表情がチャーミングポイントです。

ボッテガ・ヴェネタの、グラデーション染めトップハンドルバッグ

ボッテガ・ヴェネタのトップハンドルバッグは、​グラデーション染めを施した、ヴィンテージテイストのデザイン。奥行きを授ける陰影のあるブルーが、おしゃれ心を高揚させます。大きく開く口で必要な物を見つけやすく、スマートに取り出せる使い勝手のよさも魅力。スマートな横長フォルムに、スタイルアップ効果も秘めています。

以上、着こなしを彩る「小さめクロコ」を取り入れた着こなしをご紹介しました。ポイントとなるのは、存在感のあるクロコダイルを、カラフルかつ小さめなバッグで取り入れること。アクセサリー感覚でプラスするだけで、ラグジュアリーな大人の女性像を実現してくれるのです。

PHOTO :
熊澤 透(人物)、唐澤光也、宗髙聡子(パイルドライバー/静物)
STYLIST :
望月律子(kind)
HAIR MAKE :
川原文洋(UM)
MODEL :
生方 ななえ
EDIT&WRITING :
岡本治子、遠藤智子、安村 徹
RECONSTRUCT :
難波寛彦