キャリアシーンで役立つアイテム選びや着こなし方法を、スタイリストの犬走 比佐乃さんに教えていただく連載。第9回目では、犬走さんの私物と共に「ブローチをポイントにした“垢抜け”コーディネート」をご紹介。お仕事シーンに華やぎとオシャレ感を添える、すぐに真似したいテクニックです。

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犬走 比佐乃さん
スタイリスト
(いぬばしり ひさの)本誌をはじめ数々の女性誌や女優のスタイリングを手がけ、「マダム犬走」の愛称で多くのファンをもつ。30年以上を誇るキャリアと卓越した審美眼で、セレクト&スタイリングする自身の着こなしも、注目を集める。

【スタイリスト・犬走 比佐乃さんが楽しみ方を丁寧に指南】ブローチがタンスの肥やしになっているなら、今が活用のとき!

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犬走さんが愛用するブローチをポイントにしたコーディネート(全て私物)

可愛いブローチがあるとついつい購入。実はけっこうな数をコレクションしているけれど、付けるとなんだか古臭くなっていまいち素敵な使い方がわからない。タンスの肥やしになってしまっている…という人は多いのではないでしょうか。そんな悩みを持つ人に向けて、犬走さんがパッと垢抜けるブローチの楽しみ方を伝授します!

古臭くならないブローチの付け方のコツとは?

「ブローチは大好きで、ジャケットに合わせることが多いです。『このブローチなくては決まらない』というアイテムもあって、付けっぱなしにしているものもありますね。特にカメオは大好きで、アンティークのお店に足を運んでは収集。10個以上は持っています」(犬走さん)。

ブローチを付けるとなんだか”おばあさんぽく”なってしまう。そんな時の対処法はあるのでしょうか?

「ボトムスをパンツにするなど、メンズっぽいアイテムをどこかに加えるとバランスが取れます。また、付ける位置は、自分が思っているよりも指一本ぐらい高い位置を意識した方が洗練されて洒落た印象に。なるべく高い位置にセットしてみてください」(犬走さん)

【愛用ブローチをお披露目】犬走さんのお出かけコーディネートにはブローチがキラリ!

犬走さんが愛用中のアンティークビーズとパールのブローチ、そしてカメオを、実際のコーディネート例とともご紹介いただきました。

■1:温かみのある「ビーズのブローチ」は都会的なジャケットに付けっぱなし!

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犬走さん私物の和光のブローチ

一つ目にご紹介するのは、和光で購入したル プティ ボヌールというブランドのブローチ。フランス語で「小さな幸せ」を意味するブランド名そのままに心温まる作風で、アンティークビーズを一針ずつ手作業で施した、細やかで優しいデザインが特徴です。「シンプルなスタイルに足すだけで、表情の変化を楽しめる優れものです」(犬走さん)。

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ブローチを合わせたコーディネート

ZARAのTシャツとDRESSTERIOR(ドレステリア)のジャケットを合わせてクール&モダンな雰囲気に。「ブローチのほっこりとした雰囲気が好きです。このジャケットにはこのブローチを付けっぱなしにしてるほど、気に入っているコーディネートです」(犬走さん)。

■2:エレガントな「パールのブローチ」は男前に付けこなすのが粋

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犬走さん私物のミキモトのブローチ「Kofuku no ki(幸福の木)

女性なら誰もが手に入れたいと憧れる逸品。繊細で優美なデザインが光るMIKIMOTO(ミキモト)のパールのブローチも、犬走さんのお気に入り!

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ブローチを合わせたコーディネート

JIL SANDER(ジル サンダー)の白シャツと濃紺のニットを合わせた、メンズライクなスタイルにあえて合わせて。気負いなくデイリーに楽しみたいような、端正さとカジュアルさを兼ね備えた着こなしです。

■3:「カメオ」は複数使いすれば古臭くならずモダンに決まる

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犬走さんのカメオ

長年に渡り収集しているというカメオ。希少だとされる、メンズのものが特に好きだそうです。「1個だけだとクラシックな雰囲気が強調されるので、私は2個付けすることが多いです」(犬走さん)。

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ブローチを合わせたコーディネート

KITON(キートン)のストライプのジャケットにオン。「パンツと合わせて、高級ホテルなど華やかな場所へのお出かけに楽しみたいですね。20代の駆け出しの頃に、ある日本人デザイナーの女性とお仕事をした際、彼女がカメオをワッペンのようにジャケットにいくつも付けていたのがとても素敵で憧れて。それを真似しています(笑)」


スタイリスト・犬走比佐乃さんによる、大人のためのファッション講座。第9回目では、今年のトレンドアイテムとしても注目されているブローチを、古臭くなく楽しむコツを紹介しました。いつものジャケットやセーターも、ブローチひとつ付けることで全く新しい表情に。タンスにしまわれているブローチ、ぜひ取り出してフレッシュに着こなしてみてください。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
田中麻以(小学館)
STYLIST :
犬走比佐乃
EDIT :
石原あや乃
EDIT&WRITING :
高橋京子