着こなしにリッチなインパクトを与えるアイテムとして、冬の装いに欠かせないファーアイテム。ゴージャスな存在感に憧れた20代に始まり、ここ数年は「こなれ感」をキーワードに、軽やかにカジュアルダウンした着こなしが主流です。

私たちにとって、もはや慣れ親しんだパートナーになったファーを気負わず、そしてさりげなく。大人の落ち着きを感じさせる日常のシンプルスタイルに、自然に溶け込むような着こなしこそが素敵と思えるのです。

これからは「毎日ファー」で、こなれたラグジュアリーを味方につけて。まさに大人にこそ許された歓びです!

■1:フォックスファーならシンプルワンピースを特別なものに見せてくれる

ファーストール(アオイ〈レナ ランゲ〉)、コート・ワンピース(キートン)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(コール ハーン ジャパン)

ボリュームたっぷりのフォックスファーを、ひもで留めるタイプのストール。

さらっと肩にかけるのはもちろん、写真のようにスヌード風にアレンジするなど、巻き方しだいでさまざまな表情が楽しめます。シンプルなワンピースが一転、端正な女優スタイルに。

■2:ミンクファーのプルオーバーはブラウスのように着用可能

プルオーバー・グローブ(オールウェイズ〈Mikako Nakamura〉)、スカート(三喜商事〈ストラネス〉)、スカーフ(ストラスブルゴ〈ピエールルイ マシア〉)、バッグ(シンクロ クロッシングズ 恵比寿グラススクエア)、靴(JIMMY CHOO)

デイリーファーの代表格として注目なのが、ブラウス感覚で着こなすプルオーバー。

ミンク独特のボリューム感とたっぷりとした袖が、どこか軽やかに見えるのは、短い着丈と七分袖のバランスが絶妙だから。ひざ下タイトスカートでシンプルに徹して。

■3:優雅なミンクファーのマントは華やぎを添えてくれる

マント・グローブ(オールウェイズ〈Mikako Nakamura〉)、ブラウス(オールウェイズ〈ミカコ ナカムラ プレタポルテ〉)、パンツ(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、バッグ(ロベルタ ディ カメリーノ ファーイースト)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ)

立ち襟風になった首元から裾まで、ミンクでトリミングされたカシミア素材のマント。

リッチな「黒」は、軽やかにまとってこそ、こなれたラグジュアリー感が生まれるもの。体の動きに合わせて優雅に揺れるしなやかさも魅力です。

■4:ミンクファーはニットとの組み合わせで絶妙なグラデーションに

プルオーバー・パンツ(コロネット〈アキラーノ・リモンディ〉)、ニット(Theory luxe)、バッグ(ステディ スタディ〈ピエール アルディ〉)、ネックレス・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)

後ろ身ごろと袖はニット素材。前身ごろのみにミンクファーがあしらわれたショート丈プルオーバー。

コンパクトなフォルムだからハイゲージニットに重ねてももたつかず、日常にさらりと着こなし
たい、この冬の気分にぴったり。グレーの濃淡を重ね、品よくまとめて。

■5:ふんわり感触のカシミヤファーはスカートとの相性抜群

ベスト(フィロ・ディ・セタ恵比寿グラススクエア)、ニット(コロネット〈アバティ〉)、スカート(キートン)、時計(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、バッグ(ストラスブルゴ〈ザリアーニ〉)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)

やわらかなカシミアファーの質感を存分に生かしたミニマルなベスト。

今までならパンツを合わせていたけれど、あえて女らしいフレアスカートでフェミニンに着こなすのが新鮮。きちんと見えて、決して堅すぎない、大人の余裕あふれるデイリースタイルの完成です。

■6:華やぎオーラのあるフォックスファーダウンなら贅沢&エレガント!

ダウンコート(ヘルノプレスルーム〈ヘルノ〉)、スカート(ドゥロワー 心斎橋店〈ドゥロワー〉)、スカーフ(ロベルタ ディ カメリーノ ファーイースト)、バッグ(ストラスブルゴ〈ザリアーニ〉)、グローブ(オールウェイズ〈Mikako Nakamura〉)、靴(JIMMY CHOO)

モダンなツイードにフォックスファーのあしらいが、ラグジュアリーなリラックス感をもたらすダウンコート。

きれいな立ち襟にも、ヘルノらしいエレガンスが香って。さりげない上質感と品性が、若い流行とは一線を画す大人だからこその装いへと導いてくれます。

日常着にやわらかな表情とリッチ感をプラスする上質なファーアイテムで、冬ならではの装いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

PHOTO :
熊澤 透
STYLIST :
大西真理子
HAIR MAKE :
川原文洋(UM)
MODEL :
生方ななえ
WRITING :
河西真紀
EDIT :
廣田沙羅(HATSU)、喜多容子(Precious)
RECONSTRUCT :
藤岡あかね