目に映る佇まい、使う時の手触りや音、放つ香り… ラグジュアリーなアプローチでこその「用の美」の奥深さを、変わりゆく時代こそ見つめ直したい。そんな想いから『Precious』8月号では「五感で慈しむ『暮らしの名品』」と題して、日々を彩る名品を特集しています。

その一つとして、『Precious』が提案する新しいエレガンス「スローダウン・ラグジュアリー」を実践する女性たちに、気になる逸品についてインタビュー。

今回は、スタイリストの押田比呂美さんが気になるミーリーコレクションのペルシャ絨毯をご紹介します。

キャリア_1,インタビュー_1
押田 比呂美さん
スタイリスト
雑誌や広告で幅広く活躍。雑誌『Precious』では毎号、華やかさと知性を備えた大人の女性美を引き立てるスタイリングを提案。著書に『大人の女の「エレガンス」磨き』(小学館)ほか多数あり。 好きなもの:シングルモルト、推理小説、レオパード柄、“サントリー”山崎&響、会津若松、黒柴、熱海、高村 薫、小雪(女優)、“ブルガリ”のジュエリー、古着、3月末、マスカルポーネチーズ、キューバの音楽、フィレンツェ、11月、黒と白、娘との時間、鈍行電車、古本屋の匂い、ヴィンテージ家具、イカ刺し、ポール・ニューマン

デザインの美しさ、手仕事に導かれて出合った一生モノ

名品_1,家具_1
『Rosha』¥396,000[縦70×横93cm](ミーリーコレクション)

太陽を意味するロゼッタ模様やメソポタミア時代から伝わる聖なる植物模様が、天然の藍や茜色と相まって奥行きある表情に。

「別荘でのお気に入りは、熱海の海を望むリビングルーム。ここに最近、伝統的なペルシャ絨毯づくりを現代に甦らせた、ミーリーコレクションの希少な一枚を購入しました。

決め手は、手紡ぎと草木染めによる極上の風合い。そして美しいデザイン。水の女神の使いとされる鳥モチーフが多用された文様は、イランに伝わる図柄だそう。そんな『名品』に秘められた物語を想像するだけでも幸せな気持ちに…。家族との時間をつなぐ絨毯を、これからも大切に受け継ぎたい」(押田さん)

※掲載した商品は税込みです。

問い合わせ先

ミーリーコレクション

TEL:03-3440-9391

PHOTO :
小池紀行(パイルドライバー)
EDIT&WRITING :
兼信実加子、喜多容子(Precious)
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