1921年、ガブリエル シャネルが創った香水『N°5』。100年の時を超えても変わることのないその魅力を、眩いばかりの煌めきで表現するハイジュエリーコレクション「コレクションN°5」が発表されました。
豊かな創造性と希少な香料を用いた名香にふさわしく、最高品質のジェムストーンをあしらいアイコニックなモチーフに新たな息吹をもたらす至高の輝きをご紹介します。
名香の魅力をひも解く、5つのエレメントを煌きに変えた壮麗なるハイジュエリー
ガブリエル シャネルは数多くの「初めて」を創造した女性。ジャージードレス、ツイードスーツ、リトル ブラック ドレス…といったスタイルで女性たちの装いを変えたことは、よく知られています。
1921年に誕生した『N°5』もそのひとつ。女性クチュリエが手掛けた初の香りでした。その発想は「女性そのものを感じさせる、女性のための香り」というもの。それまでのように特定の花の香りが立つのではなく、「抽象的」な概念を香りで表現するという革新的なスタイルでした。
まるでクチュールドレスをつくるかのように、80種類以上もの希少な花のエッセンスを使用。そこに合成香料、アルデヒドを大胆に用いることで花の香りが際立つ、これまでにない豊かな香りが完成したのです。
ネーミングやボトルも斬新。ロシア皇帝の専属調香師だったエルネスト ボーが提案した試作品のなかから迷うことなく選んだ「5番」目の香りから命名されたとも。ボトルもシンプルを極めたフォルムでした。
そしてもうひとつ、「シャネル」を語るうえで欠かせない「初めて」といえば、1932年の「ダイヤモンド ジュエリー」の発表。クラスプのないネックレスをはじめ、新しいつけ方を提唱し、その後のジュエリーのコードを変えた出来事でした。
今回『N°5』の100周年を祝ってつくられたハイジュエリーは、このふたつの世界を繋ぐもの。テーマとなるのは幾何学的な「ボトル」やヴァンドーム広場やエメラルドカットを想起させる八角形の「ボトルストッパー」、存在感のあるフォルムの数字「5」、香料となる美しい「花」、そして肌の上で揺らめき続ける「残り香」。
象徴的な5つの要素を極上の輝きに変えたジュエリーを通して、『N°5』が100年を超えて愛される秘密に触れることができるのです。
■1:Bubbly Stopper|アイコニックなパールと組み合わせたネックレス
![ネックレス_2,パール_1,ダイヤモンド_2](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/d/b/720mw/img_db11238480fb456df20034d00a0b0ac0105681.jpg)
■2:Eternal CHANEL N°5|数字のモチーフからさまざまなシェイプのダイヤモンドが揺れるイヤリング
![イヤリング_1,ダイヤモンド_3](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/0/2/720mw/img_022722ed74b7f1c21b20068a8cd63a78152219.jpg)
■3:Golden Sillage|イエローダイヤモンドの大粒の滴と、放射状に煌めくダイヤモンドで残り香をイメージしたブローチ
![ダイヤモンド_4](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/b/a/720mw/img_ba2a1f0a9804fa2902f5de9fe7baf7d1138847.jpg)
■4:Golden Burst|計358カラットの琥珀色のトパーズが太陽のように力強く輝くネックレス
![ネックレス_3,ダイヤモンド_5](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/4/1/720mw/img_41b4e795a5d2ccefe930d51f29ea5f08220353.jpg)
●『N°5』初めての広告にはガブリエル自身が登場して
![(C)CHANEL](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/7/3/720mw/img_7336eda3a5c4013628cd618e2e25f296158092.jpg)
1937年、香水『N°5』の初めての広告ビジュアルのため、パリ・リッツホテルのスイートに佇むガブリエル シャネル。雑誌『ハーパースバザー』に掲載されたもの。
※文中の表記は、WG=ホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、PT=プラチナ、ct=カラットを表します。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- PHOTO :
- (C)CHANEL
- STYLIST :
- 望月律子(KIND)
- EDIT :
- 藤田由美、遠藤智子(Precious)