2021年Precious 7月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します

ラグジュアリーファッション誌『Precious(プレシャス)』7月号をお読みいただいた方へのアンケート調査(ネットアンケート&郵便はがき)にて、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。

Precious7月号(6月7日発売)の表紙
Precious7月号(6月7日発売)の表紙、カバーモデルは大政 絢

今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、さらなる進化を遂げている「スポーティサンダル」「フラットサンダル」「ニュースニーカー」という3大フラットシューズを取り入れたスタイルが圧倒的多数を占めました。

時代の変化に合わせて、心も着こなしも窮屈なものから解放され、軽やかでありたい…。そんな願いを受け止めた、快適でストレスフリーなコーディネートたち。あくまでもエレガントに夏ファッションを更新する、絶妙なバランス感覚が多くの読者の心に響いたようです。

それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?

【10位】ワンピース×白カットソー×白パンツ×フラットサンダル

9位(10位) P66
ワンピース¥28,600(トラディショナル ウェザーウェア 青山店) カットソー¥8,800(ebure GINZA SIX店<ebure>) パンツ¥33,000(スローウエアジャパン<インコテックス>) イヤーカフ¥68,200・ネックレス[短]¥41,800・[長]¥165,000・ブレスレット¥217,800(ホワイトオフィス<ジジ>) バッグ¥19,800(エスケーパーズオンライン<ノマディス>)サンダル¥99,000(サンローラン<サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ>)[Precious2021年7月号66ページ]撮影/熊澤 透

軽快な「フラットサンダル」を取り入れた着こなしは、さりげなく存在感を発揮するアイコニックなストラップデザインがセンスよく決まるポイントに。

ワンピースをアウター風にはおったパンツスタイルに、「サンローラン」のフラットサンダルでセンシュアルな華をトッピングしたコーディネートには、「アクティブな印象」「ヌーディな足元が夏っぽさを感じさせる」といった声が寄せられました。

【9位】白半袖シャツ×黒七分丈パンツ×スポーティサンダル

9位(9位)P44
サンダル¥130,900・シャツ¥159,500・パンツ¥203,500・ピアス¥64,900・リング¥45,100・手に巻いたスカーフ¥29,150・バッグ[大]¥159,500・[小]¥119,900(クリスチャン ディオール<ディオール>)[Precious2021年7月号44ページ]撮影/岡本充男

「カジュアルすぎない着こなしのバランスが好き」「すっきりとしたコーディネートで真似しやすそう」といったコメントが目立ったのは、「ディオール」のスポーティサンダルを取り入れた装い。

潔い白×黒のコントラストを効かせた定番のモノトーンスタイルの足元にも、今年なら迷うことなく「スポーティサンダル」を選ぶのが正解です。

しなやかなラムレザーに、立体的なゴールドのロゴが輝く一足は、軽快な旬の気分と大人にふさわしい品格と旬を備えて。軽やかな足元のバランスと調和するように、ひらりと舞うスカーフや軽やかなポシェットを添えれば、いつものシンプルスタイルが新鮮に変わります!

【8位】ブルーのリネンシャツ×白スカート×フラットサンダル

8位(8位) P64
シャツ¥31,900(トレメッツォ<バグッタ>) スカート¥45,100(ポステレガント) ピアス¥28,600(showroom SESSION<マリハ>) バッグ¥148,500(八木通商ZANCHETTI事業部<ザンケッティ>)サンダル¥133,100(ロエベ)[Precious2021年7月号64ページ]撮影/熊澤 透

ブルーのリネンシャツと白のボリュームスカートを合わせた着こなしは、「爽やかな色合わせが素敵」「シャツスタイルなのにかわいさがある」などがお気に入りの理由に。

コーディネートの主役である「ロエベ」のサンダルは、丹念に編み上げられたレザーのアナグラムが気どらないラグジュアリーを表現。甲の裏面に貼ったなめらかなナッパレザーで、足入れのよさも申し分なし! ふんわりスカートを甘さ控えめにカジュアルダウンしてくれます。

タンカラーのレザーバッグでさりげない高級感を添えている点に着目した読者もいらっしゃいました。

【7位】キャメルのトップス×白インナー×黒パンツ×スポーティサンダル

7位(7位) P60
トップス¥31,900・インナー¥9,900(ebure GINZA SIX店) パンツ¥53,240(ヒラオインク〈ナヌーシュカ〉) 眼鏡¥36,300(ルックスオティカジャパン〈オリバーピープルズ〉) バングル¥101,200(ホアキン・ベラオ) バッグ¥58,300(ピエール アルディ 東京)サンダル¥67,100(モンクレール ジャパン)[Precious2021年7月号60ページ]撮影/黒沼諭(aosora)

キャメル、黒、白のトリコロールでスタイリッシュにまとめたコーディネートには、夏の主役靴としてメインストリームに躍り出た「スポーティサンダル」を合わせて。足元に効かせた白がシャープな雰囲気をもたらす鍵となっています。

スポーティな白のグログランリボンにブランドのイニシャルがレタリングされた「モンクレール」のスポーティサンダルは、大股で歩きたくなるほどの軽量素材を用いたフットベッドソールで、機能性も十分です。

すっきりシャープな装いに対して少し意外性のある足元の組み合わせは、「シンプルでかっこいい」「洗練されている」「厚めのソールだからスタイルアップして見える」など、辛口コーデがお好みの方からの支持を得たようです。中には「すぐに取り入れたい」という方も!

【6位】ニットジレ×白Tシャツ×マーメイドスカート×フラットサンダル

4位(6位) P65
ニット¥25,300・Tシャツ¥8,580(スローン) スカート¥28,600(ガリャルダガランテ 表参道店<セピエ>) サングラス¥35,200(アイヴァン 東京ギャラリー<アイヴァン>) ピアス¥61,600・バングル¥79,200(ホアキン・べラオ) バッグ¥71,500(カオス丸の内<イネス ブレッサンド>)サンダル¥80,300(トッズ・ジャパン)[Precious2021年7月号65ページ]撮影/熊澤 透

「ゴールドのサンダルがほしくなった!」という声が多数届いたのは、「トッズ」のフラットサンダルが視線を惹きつけるコーディネート。日差しに煌めくゴールドの洗練効果は絶大です。

ニットのジレ、白Tシャツ、マーメイドスカートはいずれもベーシックな印象のアイテム。そこにゴールドメタリック加工のカーフレザー×ラフィア素材のサンダルを合わせることで、「気負わないラフなスタイルなのに上品」と好評を得た、華やいだカジュアルスタイルが完成します。

【5位】黒ワンピース×ニュースニーカー

4位(5位) P51
ワンピース¥137,500(ポステレガント) サングラス¥39,600(アイヴァン 東京ギャラリー) ピアス¥68,200・バングル¥118,800・リング[人差し指]¥57,200・[薬指]¥57,200(ホアキン・べラオ) ネックレス¥83,600(ヒロタカ 東京ミッドタウン店<Hirotaka>) スニーカー¥79,200・バッグ¥107,800(ピエール アルディ 東京)[Precious2021年7月号51ページ]撮影/岡本充男

もはや定番の白スニーカーからもう一歩挑戦したい!と思う方が多かったのか、「ニュースニーカー」の着こなしからランクインしたのがこちらのコーデ。気品漂う黒のロングワンピースに、スニーカーを合わせるという意外性こそが、今どきのおしゃれを物語るポイントです。

ユニークなカラーバランスや進化系のデザインが、ハイセンスな大人から支持を集める「ピエールアルディ」のスニーカーは、オレンジとミントの鮮やかなアクセントが夏の黒にポジティブな印象を授けます。

「スニーカーの合わせ方が参考になる」という回答が多かったほか、「背が低くても真似できそう」という感想もいただきました。

【4位】黒ノースリーブニット×ベージュのパンツ×スポーティサンダル

4位(4位) P47
サンダル¥138,600・ニット¥141,900・パンツ¥152,900・バッグ¥207,900(ザ・ロウ・ジャパン) 帽子¥38,500(ボルサリーノ ジャパン) 「モダン ウィーヴィング」のピアス¥29,700・「マリハ」のブレスレット¥39,600(showroom SESSION) ネックレス¥70,400(エスケーパーズオンライン<ソフィー ブハイ>) 時計¥2,211,000(ソーウインド ジャパン<ジラール・ペルゴ>)[Precious2021年7月号47ページ]撮影/岡本充男

多くの方が「週末スタイルにぴったり!」と推したのは、「ザ・ロウ」のスポーティサンダルを主役にした、躍動感に満ちた装い。

オリーブグリーンのナッパレザーにネオプレン素材の裏地を施すことで、ストレスフリーな履き心地を実現した一足は、金具部分までこっくりとしたオリーブグリーンで統一されています。

「動きやすそう」「涼しげ」など快適さが評価されるとともに「カジュアルだけどちゃんと大人っぽい」と、「スポーティサンダル」を上手に取り入れたこなれ感のあるバランスも注目されました。

【3位】黒リネンジャケット×黒Tシャツ×白パンツ

2位 (3位)P97
Tシャツ¥14,300(ロエフ 六本木店<ロエフ>) ジャケット¥94,600(トレメッツォ<タリアトーレ>) パンツ¥23,100(TOMORROWLAND<TOMORROWLAND collection>) サングラス¥33,000(プロポデザイン<propo>) ネックレス¥50,600(ビジュード エム ミオ ハルタカ ギンザシックス) 時計¥8,976,000(パテック フィリップ) バッグ¥797,500(デルヴォー・ジャパン)[Precious2021年7月号97ページ]撮影/生田昌士(hannah)

「フラットシューズ」以外に多くの票を集めたのは、タイムレスで新しい「ジャッキースタイル」。スタイリスト高橋リタさんの着こなしテクは、「ジャッキーが憧れ」という読者も太鼓判を押す「エレガントでかっこいい」仕上がり!

こちらのコーディネートは、ダークカラーのTシャツが主軸。ジャッキーは、首の詰まったネックラインのブラックやネイビーを選び、さらに、ボトムはホワイトなどのブライトカラーにしてメリハリをつけて着ることが多かったそう。

「ダークカラートップス×ブライトカラーボトム」というジャッキー流配色ルールに従い、ブラックTシャツをホワイトのジャカード織スティックパンツでシンプルシックに着こなして。リネンジャケットの肩掛けスタイルが、ジャッキーのようなこなれた佇まいを演出します。

【2位】白シャツ×白パンツ×上質小物

2位(2位)p95
シャツ¥36,300(トヨダトレーディング プレスルーム<アスペジ>) パンツ¥26,400(DES PRES〈デ・プレ〉) スカーフ¥44,000・ピアス¥74,800・ブレスレット¥60,500・ベルト¥180,400・バッグ¥787,600・靴¥152,900(エルメスジャポン)[Precious2021年7月号95ページ]撮影/正田昌士(hannah)

続いて2位にランクインしたのも、高橋リタさんが提案する「ジャッキースタイル」のコーディネート。ジャッキーらしい清涼感のあるクリーンな品のよさを最も表しているシャツスタイルです。

ボディラインにすっきりと沿う仕立てのいいシャツを、胸元を大胆に開けて着こなすこなれたかっこよさは、ジャッキーの時代から変わらず、今も色褪せない魅力に溢れたもの。さらに、ジャッキーが得意とした乗馬スタイルの趣を、「エルメス」のシルクスカーフやレザーバングルといった小物で投影しています。

上質な白シャツを基軸にしたノーブルなホワイトルックに、少量のブラックやブラウンがきりりとリュクスに映えるインテリジェントな雰囲気のコーディネートは、「爽やかさと清潔感がある大人の着こなし」「潔さが素敵」「上質な小物を合わせることで、シンプルな着こなしが格上げされる」と大好評でした。

【1位】ネイビーのニット&パンツ×フラットサンダル

1位(1位)p63
プルオーバー¥53,900・カーディガン¥60,500(トラデュイール) パンツ¥36,300(トレメッツォ<ピーティートリノ>) 帽子¥42,900(ボルサリーノ ジャパン) 時計¥572,000(IWC SCHAFFHAUSEN) ピアス¥27,500(showroom SESSION<モダン ウィーヴィング>) バッグ¥39,600(アマン<ザネラート>) サンダル¥86,900(フェンディ ジャパン)[Precious2021年7月号63ページ]撮影/熊澤 透

『Precious7月号』で最も人気が高かったのは、ネイビーでまとめた着こなしに「フェンディ」のフラットサンダルで初夏らしい明朗な遊び心をプラスしたコーディネートでした。

アッパーの「FF」ロゴ、鮮やかなイエローがクラス感を圧倒的なまでに主張。「これぞ大人のスライダーサンダル!」という存在感を放つ一足を投入するだけで、「いつものネイビースタイが新鮮に変わる」という取り入れやすさも注目の的に。

梅雨も明け、これからが夏本番! お気に入りのコーディネートに導いてくれるアイテムを、逃さず手に入れてくださいね。

以上、ファッション誌「Precious(プレシャス)」2021年7月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。

このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?

現在発売中の『Precious』8月号では、など、ファッションや日々の暮らしをより豊かにブラッシュアップするヒント満載でお届けしております。

ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです。

※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。


<出典>
Precious 8月号<真夏のファッション大特集>「スローダウン・ラグジュアリー」で満たされる夏
【内容紹介】鈴木保奈美主演 大人の「ジェンダーレス」/日本ブランドの「新・仕事服」/松浦弥太郎さんに学ぶ「暮らしの名品」/行正り香流 お招きする日の「ワインと3皿」/「頭皮美容」Q&A/軽快でエレガントな「夏メイク」の極意/北村匠海/特別付録「ハリーウィンストン美しきダイヤモンド時計のすべて」
2021年7月7日発売 ¥1,100(税込)

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
『Precious7月号』小学館、2021年
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