爽やかな色合いのオフホワイトの『パナマ帽』は、季節を彩る装いに欠かせない粋なアイテムだ。イタリアを代表する帽子ブランドの名門「ボルサリーノ」は、『パナマ帽』においても、飛び抜けた存在である。
熟練した職人の手編みによってつくられた「ボルサリーノ」の『パナマ帽』
『パナマ帽』の素材になるのが、エクアドル産のヤシ科の植物、トキヤ草。エクアドルは、太平洋沿岸の豊かな土壌と海からの風に育まれ、美しいツヤとしなやかな繊維を備えたトキヤ草が採れる。自然素材のため品質にムラがあることから「ボルサリーノ」は、上質なトキヤ草を選り分けて、帽子のクオリティに反映させる。それゆえに、洒落者をも唸らせる極上の『パナマ帽』をつくり出せるのだ。
1900年代初頭に、セオドア・ルーズベルト元米国大統領が、パナマ運河条約を締結し、現地パナマ共和国を訪れた。その際、白く輝く夏の帽子をかぶっていたことから、その帽子を現地の名にちなんで「パナマ」と名付けたというエピソードが、この帽子の由来だ。
『パナマ帽』は、コーディネートのポイントとして、あるいは、洒落たスタイルをさらに格上げするアイテムとして、最も注目すべきアイテムだ。「ボルサリーノ」のパナマをかぶらずして、夏は語れない。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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