ラグジュアリーファッション誌『Precious』では毎号、巻末の読者アンケートはがきにて、さまざまな質問をし誌面づくりの参考にしています。そのなかで毎号お聞きしているのが「今月号に掲載された商品のなかで、実際に購入したいと思うの商品はありましたか」という質問。Precious読者の審美眼にかなったアイテムをリアルに知ることができます。そこで、Precious.jp編集部では、このアンケートで見事No.1に輝いたアイテムの「その後」を追跡。実際の反響や売れ行き、さらなる注目アイテムの発掘を行なっていきます。
10月号の「欲しいものNo.1」はマックスマーラのグレージュコート!
2017年10月号(9月7日発売)にて、見事第1位に選ばれたのがこちらのマックスマーラのコート。センスがいいグレージュで、毛足の長いアルパカとバージンウールが使われたリッチ感十分な仕上がりです。
「こちらのコートの長い毛足は、オルセット仕上げによるものです。オルセット仕上げとは、布地の表面を起毛・剪毛・ブラシかげ・研磨によって、小熊の毛皮を彷彿とさせる外見に仕上げること。毛皮風の外見を出すために、剪毛の際には意図的に毛を長く残しています。ややオーバーサイズの着やすいシルエットもマックスマーラらしく、店頭に問い合わせを多くいただいた人気商品でした」とマックスマーラ ジャパン広報部。
繊細な色出しや美しい艶、さらに特別なリッチ感が漂うベーシックさが、読者の圧倒的な支持を集めたのでしょう。実際に多くの問い合わせがあったようで、人気が殺到したことがわかりました。
マックスマーラの歴史を辿る展覧会が開催されます
そして、マックスマーラの歴史をたどる展覧会「Coats!」が、11月29日から12月12日まで韓国・ソウルで開催されます。会場には1950年代から現在に至るまでにつくられたコートをはじめとするアーカイブが一堂に会し、90点を超える圧倒のラインナップに。またカール・ラガーフェルドやナルシソ・ロドリゲスといったこれまでブランドに携わってきたデザイナーのスケッチをはじめ、マックスマーラ グループのアーカイブハウスに収蔵されている歴史的アイテムも展示されています。
COATS! Max Mara Seoul 2017
会場/東大門デザインプラザアートホール1
会期/2017年11月29日(水)~2017年12月12日(火)
住所/281 Eulji-ro Gwanghui-dong,Jung-gu,Seoul,Korea
そして、このアーカイブ展の開催を記念したアイテムが販売。ピュアキャメルヘアのコート、コートのライニングに使われたものと同素材のブラウス、細身のペンシルシルエットが美しいスカートという3アイテムが堂々登場します。真鍮色のインスピレーションとなったのは、鍮器(ゆぎ)と呼ばれる韓国の伝統的な器で王室にも愛されてきました。世代を超えて受け継がれることの大切さを証明する鍮器は、母から娘へと受け継がれているマックスマーラのキャメルのコートと同じように永く愛され続けるものの象徴となっています。
上品なキャメルのアイテムは、どんな女性も知的にそしてラグジュアリーに魅せてくれるのに最適といえます。ぜひ取り入れて、さらに毎日のおしゃれをグレードアップさせてみてください。
※掲載した商品の価格はすべて税抜です。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 佐藤 彩
- STYLIST :
- 大西真理子
- EDIT :
- 岡本治子、下村葉月、世古京子・遠藤智子・望月琴海(本誌)
- RECONSTRUCT :
- 佐野有紀