全身を黒でまとめても暑苦しく見えないテクニックをスナップからマスターしましょう。肌見せのバランスやアイテム合わせのアレンジ術は必見です。
■1:レベッカ・ホールは…半そでジャケットを個性派パンツで切れのいいモードに表現

イギリスの女優&映画監督のレベッカ・ホールは、2025年6月初旬、N.Y.でキャッチされていました。インナーの上に半そでジャケットを重ねて、シアー素材のパンツをコーディネート。パンツは脚のラインが見えていますが、ここまでの素材でなくても足首が細くしぼってあれば、軽快さがアップします。上半身をコンパクトなサイズ感にまとめ、さらに半そでのジャケットのため、涼しげな印象に。フルレングスのパンツのとき、トップスは肌見せできるそで丈にするのが鉄則です。
仕上げにシルバーの大きめバックルのベルトをプラスして、シャープかつ引き締めて見せているところも見逃せません。
■2:ソフィア・ガイスは…タイトな上半身によって新鮮さが際立つ流行のキュロットスタイル

ドイツ在住、デジタルクリエイター、ソフィア・ガイス。2025年5月末、ベルリンでスナップされた日は、リブカーディガンとキュロットをどちらも黒で合わせていました。胸元のボタンを深めに開けたり、ウエストをちら見せさせるアレンジ術を駆使しています。タックが入ったゆったりシルエットのキュロットは、ひざ下の脚のラインが抜け感になってオール黒が重たく見えません。
モードなフォルムが今っぽいめがねも、ハイセンスな着こなしの決め手になっています。小さめのバッグ、ヒール付きのトングとともに、小物すべてが黒でも軽やかに仕上げるテクニックも、ぜひ参考にしてください。
■3:マリア・ロザリア・リゾは…ベアトップなら抜け感が出て軽やかな辛口エレガンスに

こちらはインフルエンサー、マリア・ロザリア・リゾが2025年4月、パリで見かけられたときの着こなしです。ジャケットとパンツのセットアップに、インナーはベアトップを投入していました。ベアトップはビスチェのようなデザインで、センターに一列に並んだボタンが縦のIシルエットを強調できています。さらにスマート感が加速できるのは、胸元と足元の肌見せアレンジです。長そでのジャケットとフルレングスのパンツも、やや肌の露出を意識したコーディネートを心がけると、バランス良好です。
バッグのみオレンジを取り入れて、ワンポイントの鮮やかなアクセントにしたところも印象的な着こなしができ上がり、正解といえます。
オール黒のコーディネートをかっこよく着こなしていた3人のファッショニスタのスナップにスポットを当てました。暑苦しく見えないアイテム合わせや肌見せのバランスをマスターして、軽やかな黒スタイルを楽しんでください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀