「百日紅」…難読植物の定番ですが、読めますか?

明日、8月7日から、二十四節気の暦(こよみ)は「立秋」に入ります。秋の気配がたちはじめる頃、という事で、明日以降のお便りのごあいさつ文は、明日以降「暑中御見舞い」から「残暑御見舞い」に変わりますよ。お気をつけ下さいね。

さて、8月7日は『花の日』『花文化の日』『花火人の日』などなど、「87(花)」の語呂合わせによるさまざまな記念日に制定されております。

…ということで本日は、夏から秋の時期に花をつける植物名の難読クイズをお送りします。1問目は、難読植物名の定番的な、こちらの問題から。

【問題1】「百日紅」ってなんと読む?

「百日紅」の読み仮名5文字の読み方をお答えください。

ヒント:主に7~9月、100日間程度もの長い間、花が楽しめる植物なので、この表記が使用されますが、定番の呼び名(日本での5文字の読み仮名)は、ツルツル、すべすべの樹木の形状からついたものです。

なんと読む?
なんと読む?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 百日紅(さるすべり) です。

長い期間楽しめる見事な花と、木登りの名手が登ろうとしても落っこちそうな、すべすべの樹木。
長い期間楽しめる見事な花と、木登りの名手が登ろうとしても落っこちそうな、すべすべの樹木。

古くは「百日紅(ヒャクジツコウ)」とも読まれましたが、現在では「さるすべり」という読み仮名・呼び名のほうがポピュラーで、デジタルデバイスの漢字変換でも「さるすべり」と入力すれば「百日紅」の字が出てまいります。難読植物名の中では有名な、クイズの定番(笑)ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。

ちなみに百日紅、花の色は赤やピンクだけでなく、白も存在します。

さて、2問目も引き続き、美しい花をつける植物名のクイズです。

【問題2】「梔子」ってなんと読む?

「梔子」の読み仮名4文字の読み方をお答えください。

ヒント:木に咲く白い花はとても香りが良く、ガーデニングや鉢植えの人気植物です。また、実を乾燥させたものは、お料理の色付けにも使用されます。

4文字の読み仮名で、なんと読む?
4文字の読み仮名で、なんと読む?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 梔子(くちなし) です。

梔子の花と実、実を乾燥させたもの。

「梔子(しし)」とも読みますが「梔子(くちなし)」のほうがポピュラーです。

「ガーデニア」とも呼ばれています。

フェルトのような質感の厚みのある白い花は、とても良い香りがします。花は7月ごろが盛りで、秋には実をつけます。

実を乾燥させたものは、栗きんとんなどのお料理に、鮮やかな黄色い色をつけたいときに使用されます。

***

本日は、8月7日、「87(花)」の語呂合わせの記念日が多い日にちなんで、

・百日紅(さるすべり)

・梔子(くちなし)

などの読みかたをおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』(株式会社小学館)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱