スコットランド・ハイランド地方で1843年に生まれたシングルモルトウイスキー「グレンモーレンジィ」。最高級のオーク樽で熟成し、熟練の職人技で丁寧に仕上げたフルーティーで華やかな味わいで、ウイスキービギナーからエキスパートまで多くのファンを魅了する。スコットランドでは最も飲まれているシングルモルトであり、世界130カ国で愛されているのがその証左だろう。
「グレンモーレンジィ 18年」の格式を大切にしながら、新たなアプローチを試みたアートワーク
1990年に発売した「グレンモーレンジィ 18年」は、最上級バーボン樽で15年間熟成させた後、3年仕上げの熟成を行った優美なモルト。オリジナルに通ずる柑橘のアロマの中に、パパイヤなどのエキゾチックな果実や花の芳醇な香りとじっくりと熟成された深みのある濃厚な味わいが特長だ。
フローラルなアロマが存分に感じられることから、フラワーアーティストの東 信氏にアートワークを依頼。パッケージやラベルに花々が咲き誇るスペシャル デザインボトル「グレンモーレンジィ 18年 LIMITED EDITION BY AZUMA MAKOTO」が誕生した。
「グレンモーレンジィ」初のスペシャル デザインボトルとなる「グレンモーレンジィ 18年 LIMITED EDITION BY AZUMA MAKOTO」は、ウイスキー愛好家でもある東氏の思いが凝縮されている。
「愛飲している『グレンモーレンジィ』なので、今回のお話をいただいた時は嬉しかったですね。『グレンモーレンジィ』の中でも『18年』はプレステージなアイテムですから、クリエーションにおいても格式は保たなければならない。一方で若い世代や女性など、ウイスキーに敷居の高さを感じている人たちにもアプローチできるアートワークでなければコラボの意味がないとも考えました」(東氏)
「ダンシング フラワーズ オブ グレンモーレンジィ」をテーマにした作品は、東氏が「18年」を初めてテイスティングをした際の感覚を視覚的に再現。香りから感じ取れる、ジェラニウムやジャスミンといった代表的な花を含む約100種類の花で華麗に「18年」の世界を描いた。
「『18年』は、すべてのフレーバーが口の中で踊り出す。その味わいで心が弾む様を表現しました」(東氏)
「グレンモーレンジィ」最高蒸留・製造責任者であるビル・ラムズデン博士がイメージする「18年」の色はパープル。偶然にも作品でもパープルが効果的に使われており、東氏のアートワークを「『18年』が持つ深みや芳醇さが表現され、シンパシーを感じる」と評している。
コラボレーションをする前、歴史ある「グレンモーレンジィ」には保守的なイメージがあったと東氏は話す。当初は堅苦しいクリエイティブになることを懸念したが、それも杞憂に終わった。
「堅苦しいどころか、『もっと楽しもう! 美しいクリエイティブにしよう』と前向きに作品作りを後押ししてくれました。おかげでコロナ禍により世間のムードが停滞している中、おもしろいアートワークができました」(東氏)
特別な時間に、オンからオフへの切り替えに。「18年」は様々なシーンにマッチする
まろやかな味わいであるため「グレンモーレンジィ18年」の一番のおすすめの飲み方は、ストレート。もちろんロックや水割り、ハイボールでも美味な懐の広さも併せ持つ。
特別な時間に飲むのもいいが、東氏はこんなふうに「18年」を味わっている。
「朝5時から働き始め、夕方のまだ陽が落ちてない時間帯に仕事を終えるライフスタイルのため、オンからオフへのプライベートな時間へのスイッチとして『18年』を楽しんでいます」(東氏)
希少なシングルモルトのリッチでフローラルな香りと味わいを、視覚でも楽しめる「グレンモーレンジィ 18年 LIMITED EDITION BY AZUMA MAKOTO」。自分の贅沢な時間のためはもちろん、大切な人へのギフトにもふさわしい逸品だ。目でも「グレンモーレンジィ 18年」を味わえる「グレンモーレンジィ 18年 LIMITED EDITION BY AZUMA MAKOTO」をおともに、至福のひとときをすごしてはどうだろうか。
問い合わせ先
関連記事
- TEXT :
- 津島千佳 ライター・エディター