秋のおしゃれが楽しい季節になりました。新しいアイテムをプラスして、リラックス重視だったこれまでの装いから、少しだけエレガントなファッションにシフトしてみるのも素敵です。例えばタイトスカート。しなやかさや凛々しさを演出できるアイテムですが、「下半身のラインが出やすいのが難点…」という声も。

「タイトスカートを美しく着こなすポイントは、丸みのある上向きヒップとすっきりしたラインレスの腰まわり」とランジェリーライターの川原好恵さん。そんなボディラインを手に入れ、タイトスカート姿に自信を与えてくれる下着選びを教えていただきましょう。

お腹まわりのもたつきや弛んだヒップラインはNG!美人なタイトスカートスタイルを完成させる下着選びとは?

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正しい下着選びですっきりとした下半身を手に入れて

「タイトスカートなんて、最近すっかりご無沙汰」という方、気になるのは下半身のボディラインですよね。たしかに下腹のおニクやヒップの弛みが少しでも気になるときは、つい避けてしまいます。

ただ、そんな気になるお悩みも下着で解決できることがたくさんあります。強力なお助けアイテムとなるのがガードル。すっきりとした下腹も上向きのヒップもはくだけで手に入ります。ガードル=窮屈とイメージする方も多いかもしれませんが、最近は素材の開発が進んでしっかりサポート力があるのに伸縮性に富み、とてもはきやすくなっています。

そして、足口にゴムを使っていない総レースのショーツならヒップの段差もなくなりますし、トップスをスカートにインした着こなしのときにはボディスーツを着れば、腰まわりがもたつかずスッキリ。

逆に避けて欲しいのは、お尻やお腹にくいこむような小さめのショーツ。はいたときはなんとなく良くても、座ったり立ったりを繰り返しているうちにおニクがショーツからはみ出して腰まわりやお尻に凸凹ができ、せっかくのタイトスカート姿が美しく決まりません。

タイトスカートを美しく着こなすための下着はこの3つ!

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美しいヒップラインはタイトスカート姿を格上げします

タイトスカートを美しく着こなすために必要なのは、ヒップラインとお腹まわりにフォーカスした下着。正しい下着選びで、タイトスカートのスタイリングを格上げしましょう!

■1:プリっとした上向きヒップを手に入れる「ロングガードル」

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簡単に上向きヒップが手に入るガードルは強い味方

下がったヒップラインや下腹のおニクが気になる方は、まずガードルを手に入れることから始めましょう。ウエストラインはおへそまであるジャストウエストまたは少し上までくるハイウエストを選ぶこと。ウエストラインがおへそより下だと、動いているうちに柔らかいおニクがウエストラインの上にのってしまいます。裾丈は太ももまであるロング丈をセレクト。ショート丈だとお尻がはみ出してしまうことがあります。

そして、ガードルをはいたら手を入れて、太ももからおニクを引き上げてお尻の丸みに集めること。このひと手間をするだけで太ももとお尻の境目ができて、プリっとした上向きヒップが手に入ります。

■2:ラインレスのスマートなヒップラインを叶える「総レースのショーツ」

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脚口にゴムが入っていない総レースショーツでラインレスに

お尻やウエストにショーツラインがひびいて段差ができてしまっては、せっかくのタイトスカート姿も台無しになってしまいます。ガードルをはかない場合は、そんな段差をつくらない総レースのショーツがおすすめです。ボイントは脚口にゴムを使っていないこと。

ゴムが入っているとお尻と太ももあたりに段差ができやすくなったり、ショーツのラインがスカートにひびいたりしてしまうので、注意しましょう。もし、ソング(Tバック)をはき慣れている方はそちらでもOKです。

■3:すっきりスマートなボディシルエットをメイクする「ボディスーツ」

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ウエストまわりをすっきりさせるボディスーツは1枚あると重宝します

最近はトップスをボトムにインする着こなしが多くみられますが、ブラジャーの上にインナーを着てトップスをインとなると、生地が重なって腰まわりがもたついてしまうのが心配。そんなときにぴったりなのがボディスーツです。ボディスーツといっても補整目的のものではなく、最近はソフトな着心地のおしゃれなデザインがさまざまなブランドから出ていますので、おしゃれ心も満たしてくれます。

気をつけたいのがヒップのデザイン。脚口部分にゴムを使っていると段差ができやすいので、ラインが響かないようにレース使いやソングになっているものを選ぶようにしましょう。そして、クロッチ(股部分)がホックで開閉できることはマスト。開閉できないと、トイレの際にとても不便です。


タイトスカートを颯爽と着こなしている女性って魅力的ですよね。そろそろきちんとした装いがしたい、今までとは違うおしゃれを楽しみたい、そんな前向きな気持ちを下着の力が後押ししてくれます。ぜひチェックして秋冬スタイルをブラッシュアップしてください!

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この記事の執筆者
文化服装学院卒業後、流通業界で販売促進、広報、店舗開発を約10年経験した後、フリーランスとして独立。下着通販カタログの商品企画などを経て、現在はランジェリーを中心に、雑誌、新聞、ウェブサイトなどで執筆・編集を行なう。モットーは「ラグジュアリーからプチプラまで」。国内外の展示会・店舗を幅広く取材する。
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ILLUSTRATION :
津田小友紀
WRITING :
川原好恵
EDIT :
石原あや乃