ゴールドやプラチナだけではなく、独自に新開発した特殊金属も増え、ケース素材の選択肢が増えつつある昨今だが、2021年はブロンズやブロンズ合金を用いた新作が目立った。ヴィンテージ感を愛で、ともにエイジングを楽しむ、大人の男の変化球として注目したい。
オメガ『シーマスター 300 “ブロンズゴールド”』
味わい深きブロンズゴールドのヴィンテージ感を堪能

2021年、『シーマスター 300』に初採用された、現在特許申請中の「ブロンズゴールド」。これは同社独自の「ムーンシャインゴールド」と「セドナゴールド」の間に位置する色彩をもつブロンズ合金で、経年変化のスピードが緩やかという特徴をもつ。ゴールドの艶やかさとブロンズのヴィンテージ感が融合した唯一無二の味わいが、クラシカルなダイヤルデザインと調和し、極上の存在感を発揮する。
パネライ『サブマーシブル ブロンゾ ブルー アビッソ』
伊達男の色香漂うブロンズ×ブルーの洒脱

2011年、ブロンズケースの『サブマーシブル』を発表し、昨今のブームの礎を築いた「パネライ」。それから10年の歳月を経て、あらゆる面において洗練度を加速させた新作を発表した。ブロンズ特有の温かみのある色味と絶妙なコンビネーションを描く、マットなブルーのダイヤル&ストラップ。42mmという程よいボリュームのケースサイズで、スポーティーでいながらスーツにも違和感なくマッチするエレガンスも宿す。300m防水というタフなスペックも、男の冒険心を搔き立てる。
チューダー『ブラックベイ フィフティ-エイト ブロンズ ブティックエディション』
サテン仕上げの美しさ際立つブランド初のフルブロンズ

ブランド初のゴールドモデルと共に、2021年、「攻め」の「チューダー」を強く印象づけたのがこのフルブロンズモデルだ。アイコニックな逆回転防止ベゼルとダイヤルのブロンズブラウンが馴染みながら映え、極上のスポーティエレガンスを構築する。ブレスレットは工具なしで5段階で長さを調節できる新システムを採用。また、ゴールドのラインが効いたブロンズブラウンのファブリックストラップも付属し、ふたつの表情、雰囲気を、ファショナブルに楽しむことができる。
※価格はすべて税込です。

- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2021年秋冬号
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- PHOTO :
- 池田 敦(パイルドライバー)
- EDIT :
- 岡村佳代、安村 徹(MEN'S Precious)