雨を防ぐために結局一番便利なアイテムとは何だろうか? 最もポピュラーな傘は、手が塞がってしまうのと混雑した状況だと動きの邪魔になる。レインジャケットは下半身の防水性がいささか心許ない、レインスーツは防水性こそ抜群だが、脱ぎ着が面倒な上、見栄えの面ではお洒落とは言い難い。どれも一長一短があり決め手に欠くが、上記のデメリットを全て解決してくれるのが実はポンチョである。見栄えでいうならポンチョこそ子供っぽいのでは? そう思った貴方にお勧めしたいのが、本稿で紹介する「トラディショナル ウェザーウェア」の一枚だ。

「トラディショナル  ウェザーウェア」は、ゴム引きコートでお馴染みのマッキントッシュ社が展開するブランド。今季初登場したユニセックスのポンチョは、大人でも着られるスタイリッシュなデザインに加え、天候が変わりやすく小雨の多い英国発祥のブランドだけに、防水性を高める機能や現代生活に呼応したディテールが随所に取り入れられている。

美しいペールカラーと柔らかなシルエットが雨の日の装いを劇的に変える

レインウエア¥10,890(トラディショナル ウェザーウェア 青山店)※税込価格

素材には高い撥水性と防風性を兼ね備えたポリエステルを採用。フロントはドットボタンと止水ファスナーを併用し、縫い目にはシームテープを施すことで、 水の侵入をしっかりと防いでくれる。一般的なポンチョと比べて、袖丈や着丈を長めに設定してあるので雨風が入りにくく、自転車に乗る際にも腰周りが濡れる心配もない。持ち運びに便利なパッカブル仕様になっており、付属のポーチに入れて鞄に忍ばせておけば、急な天候の変化にも対応可能だ。

オーセンティックなポンチョのデザインだが、たっぷりとした分量が美しいドレープや落ち感を生み出してくれる。ゆったりとした作りはシルエットの美しさだけでなく、ショルダーバッグやバックパックを掛けたまま着用できるという効果も。

デイリーユースはもとより、キャンプやフェスといったアウトドアシーン、さらには旅先でも活躍してくれるユーティリティ性も含めて、一躍レインウエアの大本命に躍り出たと言っても決して大げさではないだろう。

問い合わせ先

トラディショナル ウェザーウェア 青山店

TEL:03-6721-0882

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
PHOTO :
多田 悟(Rooster)
STYLIST :
仲唐英俊(TABLE ROCK.STUDIO)
WRITING :
佐藤哲也
TAGS: