1968年創業の「エトロ」は、華やぎと自由闊達なムードを併せ持つイタリアンスタイルを代表するファッションハウス。旅や伝統的なサルトリアへの情熱をキーコードに、コンテンポラリーな美学を融合したコレクションは世界中に多くのファンを持つ。特にアイコニックなペイズリーをはじめ、アニマルパターンやバティックなどの鮮烈な柄使いは、纏う者の気持ちを高揚させるポジティブなパワーに満ち溢れており、先行きが見えない現代において、ファッションの楽しさや醍醐味といった明るい光を灯してくれる。

異素材が織り成す大胆なパッチワークが、心弾むような足取りを約束する

スニーカー ¥96,800(エトロ ジャパン)※税込価格
スニーカー ¥94,600(エトロ ジャパン)※税込価格

スエードレザーをベースに、ナイロンファブリックやカーフスキンなどを組み合わせて、マルチカラーでまとめたデザイン。トレッキングシューズを思わせるフォルムをはじめ、アウトドアライクなシューレースや、ヒールのスタッズやサイドのフリンジによるウエスタン調ディテールなど、趣の異なる要素を“配色の妙”で上手く調和させた。「ビブラム」社製のチャンキーソールは、堅牢性に加え、快適な履き心地と優れたグリップ力を実現。長時間の歩行でも疲れにくいというのは、都市生活者にとって大きなポイントといえるだろう。

ブランドを象徴するペイズリー柄が、型破りなデザインにエレガンスを加味

ベースカラーと色調を合わせた奥ゆかしいペイズリー柄が品の良さを際立たせる。

アッパーの一部やタンには、アイコニックなペイズリー柄をプリント。繊細かつ華やかな柄行きはアイキャッチーなデザインに、これ以上ないエレガンスを添えてくれる。遠目から見ると気が付かないくらい抑えたトーンも、これ見よがしでない品の良さをプラス。トゥ部分にあしらった躍動感のあるジグザグのステッチとも好相性で、すれ違う人の視線は自然と足元に向けられるだろう。とかく重くなりがちな秋冬の装いにひとつ取り入れるだけで、プレイフルかつ華やかな足元を演出する。

問い合わせ先

エトロ ジャパン

TEL:03-3406-2655

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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PHOTO :
島本一男(BAARL)
WRITING :
佐藤哲也