時代の流れからなのだろうが、フォーマルとカジュアルの境目がなくなっているように感じるからこそ、洋服選びに困ることがある。特に靴を選ぶ際は悩ましいものがある。カジュアルであればスニーカー、ドレスであればダブルモンクといった感じで、大まかに選ぶことはできるが、これ!という最適解が出てこないのが本当のところである。ではおすすめは?となると「ロトゥセ」の靴がいいのではないだろうか。日本で本格展開を始めたのが2015年と、比較的新しいブランドであるが、スペインでは140年もの歴史を持つ老舗レザークラフトメーカーなのだ。英国の伝統的な靴作りをルーツにもちながら、地中海的なテイストを融合させている特徴があり、長い歴史がありながらも、伝統に囚われないデザインやソールの組み合わせが現代的であるところ。フォーマルとインフォーマルの境界が曖昧になっている今だからこそ「ロトゥセ」のような靴を強く推したい。そこでラインナップの中からいくつかアイテムを紹介するので、参考にしていただきたい。
スタイルに応じて履き分けたい「ロトゥセ」のアイコンシューズ
■:レースアップブーツ
すべて手作業で作られたグッドイヤー製法のレースアップブーツ。ソールには天然由来100%の素材を使用したLACTAEHEVEA(R)(ラクトエビア)を採用。クラシックなマウンテンブーツのデザインであるが、ボリューミーになりすぎない、どことなく上品な印象のブーツだ。
■:チェルシーブーツ
鍛錬された職人の手作業によって作られたグッドイヤー製法のチェルシーブーツ。ラバーソールを採用しているため、ビズネスから普段履きまでカバーする非常に高い汎用性が魅力。
■:ダブルモンクシューズ
「ロトゥセ」の定番である、グッドイヤー製法のダブルモンクシューズ。ストラップ部分のステッチがドレッシーな中に、遊び心を感じさせるシューズだ。
スーツに相性抜群なのはもちろん、あえてカジュアルにデニムなどに合わせるのもオススメ。
■:ダービーシューズ
ややボリュームのある分厚いラバーソールが今っぽい、グッドイヤー製法のダービーシューズ。「ロトゥセ」を代表するラストのWALTONを採用している。丁寧な作りと、無骨さが同居する独特な雰囲気のシューズだ。
■:オックスフォードシューズ
ベジタブルタンニン鞣しの牛革を使用し、グッドイヤー製法で作られたフルブローグのオックスフォードシューズ。グレーとベージュの中間、グレージュのようなカラーリングが美しく、カジュアルなラバーソールでありながら、バルモラル(内羽根式)仕様のバランス感が面白い。
以上、「ロトゥセ」のラインナップの中からおすすめのモデルを紹介した。どのモデルも本格靴でありながら、リーズナブルな価格も魅力のひとつ。ビジネススタイルやカジュアルと、スタイルに応じて履き分けてはどうだろうか。
※価格はすべて税込です。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 土屋大樹