フランスを代表するハイジュエリーブランド「ショーメ(CHAUMET)」の展覧会が、2021年11月23日(火・祝)より横浜・三溪園にて開催されます。
本展では、240年にわたって受け継がれてきたショーメの卓越した職人技によるハイジュエリーと、日本の伝統芸術の職人たちが手掛ける作品がテーマごとに紹介されまます。
フランスのサヴォワールフェール(匠の技)と日本の巧による、美と文化の「対話」という貴重な機会に期待が高まります。
「人の手が成す仕事」ショーメのハイジュエリーと日本の名匠たちの対話
60点を超えるショーメのハイジュエリーと共に登場するのは、日本を代表する名匠3家、竹工芸家・四代 田辺竹雲斎氏、盆栽作家・木村正彦氏、刀匠・月山貞利氏、月山貞伸氏です。奥義に達した「人の手が成す仕事」に込められた素材へのこだわりや優れた技能、高い精神性がショーメの美と共鳴します。
■ ZONE1 「余白の美 VIDES ET PLEINS」CHAUMET × 四代 田辺竹雲斎
大阪府堺市に120年続く竹工芸家の四代 田辺竹雲斎氏。代々の技術と精神を受け継ぐ伝統的な茶道具などを制作する一方、竹によるオブジェやインスタレーションなどの作品を発表しています。「記憶に残すアート」をテーマにしたインスタレーションは、毎回異なる場所と形で発表され、材料の竹は再利用されて次の作品につながっていきます。
■ ZONE2 「自然を彫る SCULPTER LA NATURE」CHAUMET × 木村正彦
世界的な盆栽作家として知られる木村正彦氏は、内閣総理大臣賞など多くの受賞歴を持ち、独創的なアイデアと卓越した技術から「盆栽界の魔術師」と呼ばれています。石に木を植え付ける「石付き」や寄せ植えなど、創作盆栽を制作しています。
■ ZONE3 「金属の芸術 L'ART DU METAL」 CHAUMET × 月山貞利、月山貞伸
800年の伝統を今に受け継ぐ日本刀の名匠、月山家。大阪月山家5代目の月山貞利氏は、奈良県指定無形文化財保持者であり、月山彫などの伝統技術を継承しています。また、国宝「金地螺鈿毛抜形太刀」(春日大社蔵)などの神社仏閣の御神刀の復元のほか、大相撲の横綱の土俵入りに使われる太刀なども手掛けています。
ショーメの卓越した技が光るハイジュエリーと、日本が誇る名匠の技の競演を堪能できる今回の展覧会。フランスと日本の匠の手による深い美、美への探求心からなる対話に耳を澄ませる貴重な機会となりそうです。秋の三溪園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
<展覧会詳細>
名称:「フランスと日本文化のConversation —ショーメのサヴォワールフェールと日本の名匠3人との対話」
期間:2021年11月23日(火・祝)~11月28日(日)
開館時間:9:00~17:00
会場:横浜・三渓園 鶴翔閣 https://www.sankeien.or.jp/
住所:神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
Supported by:在日フランス大使館、公益財団法人 三溪園保勝会
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部