2021年春に誕生した「三陽山長」の『プレステージライン』は、これまでの経験と技術を集結した最高峰の靴を展開している。その新作として登場したのがジョッパーブーツ『謹製 定九郎』だ。三陽山長のアーカイブをベースに、およそ10数年振りに復刻を遂げた靴は、隅々まで職人の血が通った端正な佇まいが魅力だ。

色気ある「三陽山長」のジョッパーブーツ『謹製 定九郎』

靴¥176,000(三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店)
靴¥176,000(三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店)

革の裁断や縫製、釣り込み、底付け、仕上げに至る数多くの工程を熟練の靴職人が丁寧に仕上げたプレステージラインのジョッパーブーツ『謹製 定九郎』。アッパーにはフランスの老舗タンナー「HAAS」の最高級ボックスカーフを使用し、ブーツでは珍しい1枚革で仕立てたシームレスヒールや、三角形に削り出した日本独自の矢筈コバなど、随所にエレガントなディテールが冴え渡る。日本人の足型を考慮した小ぶりなヒールカップを用いた木型や、屈曲性に優れた三陽山長独自のフレキシブルグッドイヤーウェルト製法により、ホールド感に優れながらも履き心地は柔らかく、履き慣らす必要がないほどに足馴染みが良いのも特長だ。

ジョッパーブーツは、ダークトーンで着こなして存在感を示す!

ジャケット¥385,000・パンツ¥36,300(ポール・スチュアート 青山本店)、ニット¥35,200(バインド ピーアール〈バフィ〉)、グローブ¥31,900(真下商事〈デンツ〉)、靴¥176,000(三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店)
ジャケット¥385,000・パンツ¥36,300(ポール・スチュアート 青山本店)、ニット¥35,200(バインド ピーアール〈バフィ〉)、グローブ¥31,900(真下商事〈デンツ〉)、靴¥176,000(三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店)

存在感あるジョッパーブーツをコーディネートで生かすのであれば、アウターにはボリューム感のある、ムートンコートを合わせて、全体をダークトンにまとめることで上品さが際立つ。

以上、「三陽山長」のジョッパーブーツ『謹製 定九郎』を紹介した。カジュアルに履きこなしても上品にしてくれるが、少しドレスを意識することで、大人の色気をグッと高めてくれることだろう。今年こそはジョッパーブーツに挑戦していただきたい。

※価格はすべて税込です。

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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
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