1983年に初号機「DW-5000C」を発売したG-SHOCKの世界累計出荷個数は1億3000万個にのぼる。タフネスな腕時計としての完成度は当然として、豊富なバリエーションも支持される大きな理由のひとつ。さきがけは1980年代後半に国内外で登場したスピードモデルとして知られるDW-5600だ。
G-SHOCKのカラーへのこだわりを自分仕様でオーダー
汎用性がある王道のブラックをメインに、それまでなかったブルー、イエローを発売。その後もレッド、ホワイト、グリーンなどみるみるカラーが増え、多色展開の流れはG-SHOCK全体へ広がっていった。同じモデルであっても色が変わると雰囲気がガラリと一新される。カラーが多いとよりシーンに合わせやすく、ユーザーの嗜好や個性にマッチングするモデル選びも可能。腕時計のパーソナライズをいち早く取り入れた腕時計ブランドといえるだろう。
しかし、ブランドによるパーソナライズ化には限界がある。一人一人にあわせたユーザー体験を提供するというコンセプトを追求したひとつの“解”としてスタートしたのが、誕生38年目に踏み切った、ユーザー自身が思いのままにG-SHOCKを自分仕様にカスタマイズできる新サービス『MY G-SHOCK』だ。
最大約6億5800万通りの組み合わせが可能
『MY G-SHOCK』は、ベースに、初号機のフォルムを継承するスクエアデザインにカーボンコアガード構造を採用した『DWE-5610』を採用。ベゼル・バンド・フェイス・遊環などのパーツの色を選び自分好みのモデルを作れる仕組み。ベゼル・バンド・遊環は、限定カラーを含め19種類以上のバリエーションを取りそろえ、約190万通りの組み合わせに対応。3つのループで構成されるトリプル遊環を選択すれば実に約6億5800万通りの組み合わせが可能になるという。
公式カスタマイズとしては類を見ない圧倒的な選択肢があり、確率で考えるのであれば、世界で1本のG-SHOCKを作ることも決して夢ではない。季節やファッション、着用シーンに合わせた自分好みのG-SHOCKが作れるだけでなく、一人一人のスタイルに合わせたプレゼントとしても喜ばれそうだ。また、新たなユーザーとのコミュニケーションとして、G-SHOCKデザイナーがおすすめするカスタマイズデザインも用意されている。
今後は、定番でのパーツのバリエーションに加えて、限定でのカラー展開などシーズンごとのスペシャルテーマやタイアップ先とコラボしたカスタマイズなども予定。G-SHOCKファンにとっては目の離せないサービスに発展していきそうだ。
カラーモデルの先駆けとなったDW-5600の3モデルをリバイバル
もうひとつ、筋金入りのG-SHOCKファンにおすすめしたいのが、5600シリーズ初期のカラーモデルを現在にリバイバルさせた「ORIGIN 5600 SERIES」。カラーリングはもちろん、文字板のロゴ位置や各文字の配色、液晶の色など細かい部分まで徹底的にこだわり、当時のモデルを再現するため特別に遊環をブラックに、美錠にはブラックIP処理が施されている。G-SHOCKのエポックメーキングを手に入れるチャンスだ。
※価格はすべて税込です。
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- MEN'S Precious編集部
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