寒さも本格的になり、街の雰囲気もクリスマスムードになってきました。1年でもっとも華やぐ季節の主役といえばサンタクロースです。そのサンタクロースの本場、フィンランドでは一年を通してサンタクロースに会える村、その名もサンタクロース村があります。そこは、ヘルシンキから北へおよそ700km、ウインターリゾートとしても有名なラップランドの玄関口「ロヴァニエミ(Rovaniemi)」にあります。

サンタに会えてオーロラ鑑賞も!ガラスイグルーで思い出に残る体験

イグルーには、特殊なガラスを使用しているため、曇らない。
イグルーには、特殊なガラスを使用しているため、曇らない。

いつかは会いたい!と思っていた本物のサンタクロースに会えるだけでなく、この時期であればオーロラ鑑賞も忘れてはいけない目玉のひとつです。サンタとオーロラの2つを楽しめるとだけあって、クリスマスシーズンは大変賑わいますが、それでも、一生に一度は訪れていただきたい場所でもあります。

そんなサンタクロース村ですが、その村から5分ほど歩いたところに白樺が生い茂った大自然があり、そこには、オーロラウォッチにおすすめな、ガラスイグルーホテルが建っています。夏の白夜に、紅葉、真冬であれば氷点下30度まで下がる、多様な顔を見せる自然の中であっても、極寒の冬にくつろぎながらオーロラ鑑賞ができるのはこのホテルならではの魅力です。

ぬくもりのある部屋は、コテージ風に独立しており、オーロラアラームが完備され、オーロラが出た時に起こしてくれるサービスもあるので、寝ていても安心です。

寝室にいながしてオーロラ鑑賞も!

部屋からは白銀の世界を堪能できるだけでなく、運が良くオーロラを見ることができたら、幻想的な世界が広がることでしょう。 Photo: Santa’s Igloos Arctic Circle
部屋からは白銀の世界を堪能できるだけでなく、運が良くオーロラを見ることができたら、幻想的な世界が広がることでしょう。 Photo: Santa’s Igloos Arctic Circle

全てのイグルーには、ツインベッド、シャワー・トイレ完備していて、2人用からファミリーやグループに対応した大きめの部屋のほか、フィンランドらしくサウナのついた部屋もあります。

サウナ好きにはたまらないサウナ付きのイグルー。毎晩サウナに入り温まってリラックス。
サウナ好きにはたまらないサウナ付きのイグルー。毎晩サウナに入り温まってリラックス。

ホテルの受付とレストランがある建物では、ブッフェ式の朝食をはじめ、ディナーが楽しめ、レストラン「ラヴィントラ・アークティック・アイ(Ravintola Arctic Eye)」では、ラップランドの郷土料理を味わうことができます。

レストラン「ラヴィントラ・アークティック・アイ(Ravintola Arctic Eye)」には、地元のアーティストが手がけた自然をテーマにした作品が飾られている。白銀の世界を眺めながらの朝食は別格です!

ローストしたトナカイの肉や、森で採れたマッシュルームを使ったクリームスープ、ビタミン豊富な高級なベリー、クラウドベリーを使ったデザートなどが楽しめるので、視覚だけでなく味覚でもラップランドを思う存分堪能することができます。真冬のラップランドの旅は、イグルーに泊まり幻想的なオーロラを鑑賞できたなら、思い出に残る特別な体験となることでしょう。

サンタズ ・イグロース・アークティック・サークル

  • Santa’s Igloos Arctic Circle TEL:+358-0400-102-170
  • 住所/Joulumaankuja 8, 96930 Rovaniemi
    料金/ガラスイグルー1泊2名€374〜(朝食、オーロラアラーム、空港ホテル間の送迎が料金に含む)
    季節変動が大きく、1月などハイシーズンは、€680〜
  • ※新型コロナウイルスの影響により一部情報が変更となる可能性があります。最新情報は公式HPなどでご確認ください。
この記事の執筆者
学生時代7年間のロンドン生活を経て、2015年よりフィンランド・ヘルシンキ在住。ヘルシンキを拠点にライターとして、ライフスタイル・食・デザイン・ファッションなどの分野で活動中。現地コーディネーターとしてフィンランド及びヨーロッパと日本をつなぐコミュニケーション全般に携わる。趣味は、旅行と料理。著書に、『デザインあふれる森の国 フィンランドへ 』(イカロス出版社)がある。
PHOTO :
Janne Räsänen
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