目の肥えた男たちにとって「ジョンロブ」のレザーシューズは宝石のように美しく見えていることだろう。なぜもこんなにも男たちを魅了するのか。徹底的に磨き上げられたレザーの美しさ、ミリ単位まで突き詰めたデザインなどそのどれもが完璧である。それは履き込めば履きこむほどに味わいが増し、新品の靴とは違った表情を見せる。レザーシューズであってもいかようにも表情を変化させるから一生向き合いたくなる魅力もある。
では、そんな「ジョンロブ」のラインナップからどんな靴がいいのかとなると難しいが、あえてあげるなら『バーニッシュドカーフ』を使った靴がおすすめだ。『バーニッシュドカーフ』とは、色を重ねて染め上げるパティーヌとは違い、摩擦熱でヒールとトゥの革を焦がして色の濃淡をつけるモッピングという手法のことを指す。
このことによって革に陰影がつき、味わい深い表情となる。いつも履き慣れた靴とは違った趣のある雰囲気だから『バーニッシュドカーフ』を使った「ジョンロブ」の靴はおすすめだ。
男たちを魅了する「ジョンロブ」のラインナップ
■:ダブルモンク|『PHILIPⅡ(フィリップ2)』
上品なパンチドキャップトゥとパラディウムバックルの「PHILIPⅡ」。ホールカットを用いたプレステージラインを代表するモデルは、シームレスバックのこのエレガントな靴に、グレープと呼ばれる赤みが強いカラーリングの『バーニッシュドカーフ』を合わせた新作。独特なカラーリングに、職人の手により丁寧に削り込まれたヴェヴェルドウエストのレザーソールと、繊細なパーフォレーションが相まって、妖艶な雰囲気を放つ存在感抜群の一足だ。アッパーに合わせたライニングカラーも美しい。
■:シングルモンク|『JERMYNⅡ(ジャーミン2)』
一枚革で仕上げたシングルバックルとプレーンヴァンプが特徴の「JERMYNⅡ」。このシャープなフォルムの7000ラストを採用した、タイムレスでエレガントな一足は、ダークグレーの『バーニッシュドカーフ』を使用。濃淡のある革というとブラウン系統の物が多いが、このダークグレーのグラデーションは非常に新鮮。靴自体が至極シンプルなディテールの為、主張しすぎないこのカラーリングは抜群の相性と言える。履き込んでいったらどんな表情に変化するのか、想像するだけでも楽しい一足だ。
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- MEN'S Precious編集部
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