今年発表された新作から、プレシャス世代にふさわしい名品をカテゴリーごとに選び出す「Precious WATCH AWARD」。今回も高い審美眼と知識をもつ審査員の方々が吟味を重ねて、珠玉の一本を厳選。恒例となったラグジュアリーウォッチの誌上祭典を、ここに開催します!
雑誌『Precious』1月号で発表された第4回「Precious WATCH AWARD」。つねに「真の名品」とその価値を探求し続ける『Precious』が、2021年に発表された時計の中から「至高の真名品」を選び抜きました。
今回は『ペアウォッチ賞』に輝いた、ヴァシュロン・コンスタンタン『ヒストリーク・アメリカン 1921』をご紹介します。
「Precious WATCH AWARD」2021 審査員
【ペアウォッチ賞】 ペアなのにさりげなく、知的な雰囲気が漂う名門マニュファクチュールの歴史的コレクション|ヴァシュロン・コンスタンタン『ヒストリーク・アメリカン 1921』
同一コレクションのレディス、メンズの組み合わせによるこの部門。時計のジェンダーレス化が加速した2021年は、全般的に2本の時計のサイズ差が近づいたペアが多く見受けられました。
1921年に製作された伝説のモデルを忠実に復刻。個性的なデザインながら、あくまでも上品で、正統の風格を漂わせる。
トップに輝いたこの「ヴァシュロン・コンスタンタン」は、そんな潮流を象徴するかのようなカップリング! 創業1755年という世界最古の歴史を誇る名門マニュファクチュールの、歴史的名品のペアです。
クッション形のケースに、45度回転させた独創的なデザインは、男女のボーダーを超えて大人の手元に至高の個性と洗練を授けます。
「こんな時計をさりげなくつけこなすふたりって、かっこいい! シンプルにそう思った組み合わせです」(雨宮さん)
「誕生百周年を祝い復活を遂げた歴史的名品。この時計から放たれる静謐なオーラに、マニュファクチュールの格を感じました」(犬走さん)
「プラチナとホワイトゴールドという、同じ“白系の地金”でも素材が違うというのが心憎く、卓越したセンスを感じます」(守屋)
ふくよかなクッション形ケースの優美な曲線が際立つ横顔。ケースの右肩に配置されたリュウズも、この時計の非凡な個性を後押しする。
ストラップのバックルにも、メゾンのシンボルである「マルタ十字」が! ホワイトゴールドのノーブルな輝きが、瀟洒なバーガンディカラーのストラップに映えて。
ジュネーブのマニュファクチュールで製作されている自社製ムーブメント。このモデルのために開発された『Cal.4400 AS』は約65時間のパワーリザーブを誇り実用性も確保。
※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。
※文中の表記は、WG=ホワイトゴールド、PT=プラチナを表します。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 関口真美
- EDIT&WRITING :
- 岡村佳代、安部 毅、安村 徹・佐藤友貴絵(Precious)