今や、出掛ける際の必需品でもあるマスクだが、着用分とは別にバッグやポーチに予備を入れている人も多いだろう。かく言う私もその一人だが、お洒落度外視で無造作にジプロックに入れられたマスクを見る度に、先の見えない状況も相まって気分が滅入ることも少なくない。マスクケースひとつとっても、何か気にいるものが見つかれば、落ち込んだ気持ちを少しでも高揚させてくれる良いきっかけになるかもしれない。
「セラピアン」は、1928年にステファノ・セラピアンによって設立されたイタリア・ミラノ発のラグジュアリー レザーブランド。今やリシュモングループのひとつとして確固たる地位を確立する「セラピアン」だが、昨年のコロナ禍でいち早く防護マスクの製造に取り組み、とりわけ被害の大きかったイタリアの公共機関に約115万個を寄付したことは、記憶に新しい。そんな同ブランドで見つけたマスクホルダーは、衛生的かつデザイン性に優れた逸品で、これぞ求めていたものである。
美しい発色が映えるスタイリッシュなエンベロープ(封筒)型
由緒あるレザーブランドらしく、素材にはバッグや小物などにも使われる柔らかなカシミアレザーとプレーンレザーを採用。マスクの出し入れに便利な上、小粋な遊び心を効かせたエンベロープ(封筒)型のデザインで、手に持ってもテーブルの上に置いても、品良く雰囲気に馴染むのがポイント。ホルダー内部は、アルコールジェルや水で濡らした布を使って拭くことで常に快適な状態をキープできるのも嬉しい。
カラーバリエーションは、ミラノの市電・トラムなどにも採用されるアイコニックな“ミラノイエロー”を想起させる黄色や、シックなカラーまで幅広く揃うので、大切な人へのギフトとしてもおすすめ。いつかパンデミックが収束し、マスクをする必要がなくなった時に、コロナ禍で諦めた旅行やコンサートのチケットなどを入れる日を今から心待ちにしたい。
※価格はすべて税込です。
問い合わせ先
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
- PHOTO :
- 多田 悟(Rooster)
- STYLIST :
- 仲唐英俊(TABLE ROCK.STUDIO)
- WRITING :
- 佐藤哲也