「硯池」ってなんと読む?「いしみいけ」ではありません。年明けに使うかも!?
明日、12月12日は一般社団法人電池工業会が制定した『バッテリの日』という記念日です。
電池関連の団体が制定したので、もちろん電池=バッテリを意味しておりますが、
12月12日という日付は、野球のバッテリ(ピッチャーが1番、キャッチャーが2番、という組み合わせが多いこと)にちなんでいるのだとか。…洒落が効いていますね。
本日は、電池の「池」という字の入った日本語のクイズをお送りします。
【問題1】「池頭」ってなんと読む?
「池頭」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「池のほとり」という意味の言葉です。
<使用例>
「あちらの日本庭園には錦鯉のいる池があって、池頭の景観が、それは素晴らしいのよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 池頭(ちとう) です。
「池頭(ちとう)」…実は、「頭」という字には「ほとり」という読み仮名・意味もあるのです。
「ほとり」は「その付近。そば。」のほか「海や川、池の水際。」も意味する言葉です。
ですので、「池頭(ちとう)」という単語はごく自然な構成で、「池の水際。」という意味になるわけです。
…さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「硯池」ってなんと読む?
「硯池」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「硯(すずり)の墨汁をためておく部分。」という意味の言葉です。
<使用例>
「お習字のあとは、硯(すずり)をきちんとお手入れしないと、硯池が墨汁でべたついてしまうわよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 硯池(けんち) です。
「硯(すずり)」の音読みは「ケン」または「ゲン」です。
「硯の墨汁をためておくところ」にもちゃんと、「硯池(けんち)」「硯海(けんかい)」「墨池(ぼくち)」などの呼び名があります。
書道具には、美術的な価値を持つものもありますし、お正月に書道に触れる機会も増えそうですので、大人のボキャブラリーにストックしておきたい言葉ですね。
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本日は、12月12日『バッテリの日』のトリビアと、
・池頭(ちとう)
・硯池(けんち)
など、「池」という字の入った日本語を深掘りいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:一般社団法人電池工業会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱