年末年始といえば旅。なかでも飛行機を利用する旅では、事前にいろいろと準備しておきたいものです。そこで今回は、機内に持ち込めるアイテムや、海外旅行に欠かせないアイテム選びのコツを、JALのキャビンアテンダント森田彩香さんに教わります。

現役CAが実際に機内へ持ち込んでいるものとは?

機内に持ち込む上着は「シワにならない」「軽い」「コンパクト」になるものを

少し肌寒くなる可能性もある機内には、ぜひ上着を持ち込みたいものです。でも、かさばるものはちょっと不便。どんな上着がいいのでしょうか? JALではキャビンアテンダントが自ら企画・開発した商品を販売しています。その企画に携わった森田さんは、機内でのアイテムにはどんなものがいいのか、多くのアイディアを持っています。

そこで森田さんに、機内でかさばらない上着選びのポイントを教えていただきました。

「機内に持ち込む上着は、シワにならないもの、軽いものがいいですね。コンパクトになり、持ち運びに便利なものがおすすめです。

例えば、CAが企画した「コルディス リバーシブルダウンベスト」は1枚あると機内や滞在先での温度調節に役立ちます。ダウンベストとして着てもいいですし、手持ちの洋服の下に着込んでも着ぶくれしません。CAがフードの着脱やポケットなどディテールにこだわって企画したので使いやすく、私も愛用しています」(森田さん)

持ち込むバッグは「チャック付き」「軽い」「中身が探しやすい」ものを

また、機内の座席シートまで持ち込むバッグは、できるだけ邪魔にならず、必要なものだけが入るものを準備したいですよね。森田さんはそのほかにもこんな選び方のアドバイスをくれました。

「バッグは、防犯の意味でもチャックが付いているものにしたほうがいいと思います。また、あれもこれもと色々なものを入れて重くなりがちなので、バック自体が軽いものにすることをおすすめします。薄暗い機内でも、バッグの中身が見やすく探しやすいものもいいですね」

機内の肌乾燥対策アイテム

女性にとって、機内といえば「乾燥」が気になるものです。いつもなんらかの対策をしている人も多いのでは?

森田さんも保湿を心掛けることが大切だといいます。実際、森田さんは次のようなアイテムを機内に持ち込んで使っているそうです。

・ミストタイプの化粧品スプレー
・アルガンオイルなどのオイル
・ハンドクリーム
・喉と唇の乾燥防止のマスク

これらのアイテム、どのように使っているのでしょうか。

「ミストスプレーは化粧直しの際に使います。シュッとスプレーしてうるおいを補充し、パウダーで整えます。そしてロールオンタイプのオイルは爪や手、顔などどこでも使えるので、便利でよく携帯して使っています。手は乾燥しやすいのでハンドクリームをこまめに塗っています。また、マスクは喉と唇の乾燥が気になるときに着用しています」

脚のむくみ防止には着圧ストッキングがおすすめ

また、長時間のフライトは脚のむくみが気になるものです。CAの方も悩んでいるそうです。

「CAにとって脚のむくみは悩みの種ですので、よく着圧ストッキングを活用しています。着圧ストッキング選びのポイントは、締め付け感が強すぎず、弱すぎないこと。また旅で1日中ストッキングを履いていると、足先のムレやニオイが気になることもあります。ムレやニオイの対策がしっかりされているかどうかも考慮するといいと思います」

この冬、特に長時間のフライト旅を計画している方は、ぜひこれらのアイテム選びのポイントを抑えて、準備から楽しんでしまいましょう!

 
 
森田 彩香さん
日本航空客室乗務員
(もりた あやか)キャビンアテンダント企画商品開発メンバーとして活動中。神奈川県生まれ。趣味は美術館めぐりと旅行。休日は散歩やジムで身体を動かしている。

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2018.12.26 更新
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石原亜香利