「アウディ」が作るクルマには、どれも力強さと品格がある。ボディパネルの隙間は狭く、デザインにメリハリをつけるキャラクターラインのエッジがしっかり立っていて、とてもシャープ。この緻密な作り込みが、遠目からでも洗練されたスタイリングとして目に訴えかけるのだ。

都会派SUVの旗手に秘められた硬派な一面

アンコンストラクテッドなジャケットでメンズクロージングに革命を起こした「ジョルジオ アルマーニ」を着て、「アウディ」『e-tron』の進取の精神を表現する。ファッションで語るカーライフには、言葉で表せない美しさと強さがある。スマートで運転もしやすいダウンジャケットにプリーツ入りパンツとスニーカー、バックパックを合わせた、上品で軽快なジェントルマンスタイルだ。アウター¥550,000・ニット¥253,000・ストール¥66,000・パンツ¥253,000・靴¥124,300・バックパック¥231,000(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)
アンコンストラクテッドなジャケットでメンズクロージングに革命を起こした「ジョルジオ アルマーニ」を着て、「アウディ」『e-tron』の進取の精神を表現する。ファッションで語るカーライフには、言葉で表せない美しさと強さがある。スマートで運転もしやすいダウンジャケットにプリーツ入りパンツとスニーカー、バックパックを合わせた、上品で軽快なジェントルマンスタイルだ。アウター¥550,000・ニット¥253,000・ストール¥66,000・パンツ¥253,000・靴¥124,300・バックパック¥231,000(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)

まるでハイブランドのスポーツウォッチのように。内装も同様で、ドアの室内側部分やセンターコンソールのデザインは、ハイエンドオーディオもかくやの精悍な造形。操作スイッチやセレクトレバーに触れたときの触感も心地いい。こうした特徴は「アウディ」が長い時間をかけて積み上げた研究の賜物であり、EVの『e-tron』では、モダンデザインへの挑戦がモーター駆動の近未来感と融合し、大きな魅力となっている。

乗り味は芯がありながら、風のように軽やか。背の高いSUVタイプの『e-tron』でも、そうしたスポーティな味わいは濃厚だ。そもそもSUVはクロスカントリー用の4WD車から生まれたジャンルであり、当初は快適さよりも実用性、機能を形にした武骨さが持ち味だった。クロスカントリー車出身であることをアイデンティティとするSUVは今も存在するが、主流はデザインを含めて、主に街中での使用を前提とした設計。なかでも『e-tron』は旧来の考え方に捉われることなく、自由で快適なライフスタイルを楽しむ都会派SUVの旗手といえる。

サイドミラーの代わりにスマートな小型カメラを内蔵した「バーチャルエクステリアミラー」(オプション)は、『e-tron』の個性を引き立てる装備。後方の映像を室内左右のモニターに映し出し、雨の日や夜間もクリアな視界を確保する。
サイドミラーの代わりにスマートな小型カメラを内蔵した「バーチャルエクステリアミラー」(オプション)は、『e-tron』の個性を引き立てる装備。後方の映像を室内左右のモニターに映し出し、雨の日や夜間もクリアな視界を確保する。

だから、クルマのキャラクターと調和する着こなしには、上品で軽やかさを備えた、スポーティな服や小物を合わせたい。広い室内空間で、ストレスとは無縁のEVドライブを楽しめること請け合いだ。“『e-tron』は都会派SUVの旗手”と書いたが、ときには街中で、悪天候による不安定な路面の状態に遭遇することもあるだろう。それが旅先の山道だったら、緊張感はいっそう高まる。

そんなときでも「アウディ」が誇る「quattro」システム搭載の『e-tron』なら、安定感抜群の4輪制御でドライバーを支えてくれる。SUV本来のたくましさを秘めながら、主張しすぎない「アウディ」の洗練は、ジェントリィな生き方とも調和するのだ。

モダンデザインとテクノロジーの融合「アウディ」『e-tron』

Audi e-tron 50 quattro S line

ボディサイズ:全長4,900mm×全幅1,935mm×全高1,630mm
車両重量:2,400kg
モーター最高出力:230kW(313PS)
モーター最大トルク:540Nm
最大航続距離:335km(WLTCモード)
車両本体価格:¥11,080,000 (アウディ コミュニケーションセンター)

※※掲載商品の価格は、すべて税込み参考価格です。

<出典>
MEN'S Precious秋冬号「モダン・ジェントルマンを象るAtoZ」
【内容紹介】モダン・ジェントルマンを象るAtoZ/しなやかで優しい男こそが本物のジェントルマンだ!/「その男の名は、ボンド」/もう「エルメス」さえあればいい/男がジャケットを着る時/ニットを極めるなら、やはりカシミア!/「名品時計録」2021など
2021年9月6日発売 ¥1,230(税込)

MEN'S Precious2021年秋冬号の詳細はこちら

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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前田 晃(MAETTICO)
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trayco
EDIT&WRITING :
櫻井 香