「セラピアン」は、1928年にステファノ・セラピアンによって設立されたレザーメゾン。イタリア・ミラノに拠点を置き、伝統的なアルチザンが息衝いた確かな作りとエレガントなデザインで、たちまち注目を集める存在に。そして、映画『おしゃれ泥棒』で、オードリー・ヘップバーン演じるニコル・ボネが同ブランドのバッグを使ったことから、その名は世界中へと轟いた。その後も、フランク・シナトラを始めとする各界のセレブリティに愛用されるなど、現在に至るまで数多のファッショニスタを魅了し続けている。

70年代から今日までアイコンとして君臨する『ステパン』素材

「セラピアン」を象徴するマテリアル『ステパン』コットンキャンバスを採用した、2種類のブリーフケース。表面には控えめな大きさでブランド名の頭文字“S” が型押しで施してある。また、耐久性と撥水性を兼備する素材は、70年代に考案されて以降、今なおメゾンのアイコンとして君臨し続けているのだ。

ブリーフケース¥112,200(リシュモン ジャパン セラピアン)
ブリーフケース¥112,200(リシュモン ジャパン セラピアン)

遠目から見ると織り柄にも映るほど精緻な型押しは、品の良さと共に華やぎのある洒落感をプラス。取り外し可能なストラップや、細かい仕分けに便利なコンパートメントとポケットなど、使い勝手を考慮した機能性も申し分なし。内側は、中が見やすく手触りの良いアルカンターラのライニングを贅沢に配した。ブラックのレザーが全体を引き締める写真上のモデルに対し、もう一方はホワイトのパイピングや淡いブルーのレザー使いなど、コントラストカラーの効果的なあしらいが秀逸。

ブリーフケース ¥99,000(リシュモン ジャパン セラピアン)
ブリーフケース ¥99,000(リシュモン ジャパン セラピアン)

こちらは、背面にトローリーに付属するループを配すなど、現代社会に呼応したディテールを備えている。同じ『ステパン』素材でも趣が異なるだけに、あとは自身の装いやシーンに応じて好みのモデルを選んでみてはいかがだろうか。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

リシュモン ジャパン セラピアン

TEL:03-4461-8340

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名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
河又雅俊
WRITING :
佐藤哲也