「大人のチーク」の入れ方を、4ステップで徹底解説
頬の位置が下がってくるなど、顔のたるみが気になってきた今、「チークの入れ方がわからない…」というお悩みをもつ方も多いのではないでしょうか。そこで必要となってくるのが、若いころとはひと味違う、「大人のチーク」の入れ方。最適なカラーやブラシを選んだら、まずは実践あるのみ! 若々しく幸せそうに見える艶やかな血色と質感、そして下がった頬=加齢を感じさせない、顔立ちまでをも変えるチーク術を、4ステップでマスターしていきましょう。
■1:まずは入れる位置を確認。思いっきり笑った状態で「勾玉形」に!
チークを入れる位置は、黒目の内側の垂直線、髪の生え際から指2本手前と目の上のラインの延長線上との交点から伸びる垂直線の内側に、「勾玉形」で描きましょう。鼻と唇の間の半分のラインより下に、はみ出ないようにするのがポイントとなります。初めて試すときは「思いっきり笑った」状態で、淡色のリップペンシルなどで薄く印をつけるとわかりやすいですよ。
■2:頰の最も高い場所にブラシをおき、そのまま髪の生え際へと流していく
頬の最も高い場所にブラシを当て、力を抜きながら髪の生え際方向へ。折り返して小鼻方向、再びの折り返しは少し外側を通り生え際方向へ戻します。これを1セットに、理想の濃さになるまで、左右交互に繰り返しましょう。クリームタイプは、頬の最も高い場所に指先でおき、人さし指と中指の2本の腹でポンポンと広げて。
■3:ケースの付属はNG。大きな鏡で、横顔だけでなく正面からも確認を
チークのケースについているような、小さな鏡を使っていてはダメ。左右対称に正しく描けたかどうかの確認は、必ず顔全体が写る鏡で正面から行いましょう。次に横顔で、勾玉形に収まっているか、頬の最も高い部分が濃くなっているか、そしてチークの輪郭がいまひとつ肌になじんでいない部分を、笑った状態でチェックしていきます。
■4:中指の腹がポイント。スポンジも併用して輪郭をぼかしたら完成!
最後に輪郭をなじませるのは、プロのメイクアップ・アーティストも必ず実践している重要なステップ。左右の縦方向のラインは中指の腹全体を当て、外側から中心部に向かい、一気に指を滑らせていきます。上下の曲線部分は、指先の腹でポンポンと。なじみきらなかったり、濃いムラがある場合は、ファンデーションのスポンジで軽く押さえて完成です!
「大人のチーク」の入れ方といっても、その方法は4つののステップごとにいくつかのポイントをおさえるだけ! とても簡単なので、今日のメイクを落とす前にでも早速実践してみましょう。うまくできたら、その入れ位置とチークの量の加減を覚えておいて。これにより、若々しく幸福感あふれる印象が手に入り、失敗しないチーク術を簡単にマスターすることができるはずです。
- PHOTO :
- 石倉和夫
- HAIR MAKE :
- 尾花ケイコ
- MODEL :
- 真樹麗子(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 柳田美由紀、下河辺さやこ(Precious)
- RECONSTRUCT :
- 難波寛彦