今だからこそ知りたい、顔立ちまで変える大人の「チーク」術
「チークの入れ方がわからない…」。顔のたるみが気になったり、頬の位置が下がってきてしまい、そんなお悩みをもつ方も多いのではないでしょうか。しかし、若いころに比べてチークを入れる場所や形が異なるのはむしろ当然。そこで、若々しく幸せそうに見える艶やかな血色と質感、そして下がった頬=加齢を感じさせない、顔立ちまでをも変える大人のチークの入れ方をマスターしましょう! まずは、自分に似合い、かつ今っぽいカラーのチークと、上質なブラシを手に入れることが先決。そこで、ふたつの肌色に合わせたカラーとともに、基本となるチークブラシをご紹介します。
「入れても、入れなくても大差ない」なんて思っていませんか?
こちらの画像を比べてみると、「チークあり」のほうがたるみが目立たないことは明らか。「チークなし」だと、視線が輪郭に及びがちになるため、平面的な顔立ちに見えてしまうためです。ところが「チークあり」だと頬に視線が集まり、たるんだ輪郭に視線がいきにくくなるため、失われた血色も加わり若々しい印象に! ほんのりと紅潮した頬は幸福感そのものなのです。
若々しくて小顔効果もある、大人チークの3つの掟
■大人チークの掟1:形
下がった頬の位置が上がって見える、勾玉形のエラ部分にはチークをのせないこと。それがたるみを感じさせないコツとなります。
■大人チークの掟2:色
沈んだ色はNG。肌色に合った、明るくツヤ感のあるものを選びましょう。これ以上老け感を出したくない40代にふさわしいのは、パッと見もカワイイ少女色!
■大人チークの掟3:濃さ
入れすぎは厳禁ですが、淡すぎても効果が薄いため、「自分の感覚では気持ち強いかも?」くらいがちょうどいい濃さ。入れたことが明らかにわかる濃さを心がけましょう。
肌色を見極め、レッドorピンクの2タイプから選択
大人のチークカラー選びの鉄則は、とにかく「暗い色を避ける」こと。肌色がくすみがちな40代が暗めの色をつけると、より老けて見えてしまいます。そこで、「ちょっとかわいすぎる?」と感じるくらいの明るめの色を選びましょう。また肌が乾いた印象に見える「マットな質感」を避け、「程よいパール感」のあるものを選ぶこともポイントとなります。
そして、自分に似合う色を探す鉄則は「肌色になじむものを選ぶ」こと。下記のふたつ、「イエローベース」と「ブルーベース」から自身の傾向を再確認し、肌色になじむ最適なチークカラーをチェックして!
イエローベースの肌のための「ふんわりレッド」
こんな方はイエローベース
- ファンデーションはオークル系を愛用
- ジュエリーならプラチナよりもゴールドが好き
- 口紅は、青みのピンクよりもコーラルピンクのほうが落ち着く
- 手持ちの洋服は黒やグレーよりも、ベージュやブラウンのほうが多い
自分の肌が上記のイエローベースに当てはまる方は、たとえば似たようなピンク系の色が何色かあったら、そのなかでも少し黄みを感じる「ふんわりレッド」を選びましょう。青みが強いピンク色をつけると、微妙に浮いて見えてしまうので注意して。
ブルーベースの肌のための「ロージィピンク」
こんな方はブルーベース
- ファンデーションはピンク系やアイボリー系を愛用
- ジュエリーならゴールドよりもプラチナが好き
- 今でも青みのピンク口紅はそれなりに似合うと思う
- 手持ちの洋服はベージュやブラウンよりも、黒やグレーのほうが多い
ブルーベースに当てはまる方の場合でも、レッド系が似合わないわけではありません。同じような色のなかから、黄みが強すぎず、少し青みを感じる「ロージィピンク」を選ぶだけ! それさえ守れば、肌色にすんなりとなじむでしょう。
最適な一本を選ぶだけで、こんなにも簡単。コシ、ボリューム、肌当たりも文句なしのチークブラシ
ケースに付属のブラシで上手にチークを入れられるのは、超上級者だけ。40代にとって使いやすいチークブラシの条件は、適度なコシと毛量があり肌当たりがよい、平型のドームブラシです。そこで、まずは自分の基本のブラシを決めましょう。ブラシによって色の出方が変わってくるので、初めて使うときは、ブラシとチークカラーの相性を確認してから肌にのせるようにして。
ちなみに、ブラシは、立ててこすればたっぷりと粉を含み、寝かしてこすれば少量しか含みません。頬につけた色の出方を見ながら、とり方を変えることでも色の濃さを調節することができますよ。
若返り頬メークを確約する、チークブラシ使いの3つの掟
■チークブラシ使いの掟1:まずは自分の基本のブラシを決める
右は、コシ・ボリュームも申し分なく、ラグジュアリーブランドの多くのチークが理想的につくM・A・Cのブラシ。程よいボリューム感で適度なコシがあり、勾玉形のチークがとにかく簡単に入れられます。できれば最初に手に入れたい、平型ドームブラシの決定版です。
■チークブラシ使いの掟2:濃くつくときは、やわらかめのブラシを
左のエスティ ローダーのブラシは、肌当たりのよさがたまらない! 発色のよいチークでも失敗せず、簡単に入れることができます。M・A・Cのものと比べると、毛がやわらかく粉のとれ方が少ないぶん、濃くなりがちなチークでも、もれなく淡く美しく仕上がるのです。
■チークブラシ使いの掟3:外出先であっても付属のブラシは使わない
中心は、ブラシを柄に収納可能な、キッカの携帯用ブラシ。付属のブラシに比べ、化粧直し用としても十分なボリュームで、簡単なのにキレイに仕上げることができます。これぞまさに、外出時の必需品といえる一本です。
カラーやブラシとともにご紹介した、大人の女性のためのチーク術、いかがでしたでしょうか。若いころとは入れ方が変わっても、最適なカラーやブラシをおさえておくだけで、実はとても簡単なチーク。今の自分に合わせた選び方により、若々しく幸福感あふれる印象が手に入るのです。
- PHOTO :
- 石倉和夫(人物)、戸田嘉昭(パイルドライバー/静物)
- HAIR MAKE :
- 尾花ケイコ
- MODEL :
- 真樹麗子(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 柳田美由紀、下河辺さやこ(Precious)
- RECONSTRUCT :
- 難波寛彦