“WATCHES & WONDERS GENEVA 2022” に「グランドセイコー」が初出展する!
昨秋届いたこの発表に、世界の高級時計関係者は沸き立ちました。なぜなら、それは最も権威のあるウォッチフェアで、オンラインで開催された過去2回に参加したのは、スイス、フランス、ドイツといった欧州のラグジュアリーメゾンたち。もちろん、そこに「グランドセイコー」が出展するのはブランドの格からしてもごく自然なことではありますが、実際にそれが果たされることになり、世界の高級時計市場での揺るぎない立ち位置を改めて示した形になりました。
そして今春、初めてのフィジカルでの開催となったジュネーブの会場には、堂々と「グランドセイコー」のブースが! そこでは驚愕のコンプリケーションが発表され、ジャーナリストやサプライヤーたちから惜しみない賛辞が集まりました。
気高く、麗しく、日本の美意識を映し出す、洗練のレディスウォッチ
ご存知の方も多いと思いますが、「グランドセイコー」は2017年、「セイコーの中のコレクション」から独立し、ひとつのブランドとして新たなスタートを切りました。もちろん、誕生時からの、「世界最高峰」を目指したウォッチメイキング、高精度と実用性をひたむきに追求し続けるというスタンスはブレずにしっかりと継承しつつも、これを機に大きく進化! ブランドの哲学を次なるステージへと昇華させるべく、デザイン領域をさらに広げました。同時に、それまでは選択肢が限られていたレディスモデルへの注力を高め、女性たちからの支持率を年々上げています。
2022年も、“WATCHES & WONDERS GENEVA 2022”とほぼ同じタイミングで、まさに「働く女性の手元にふさわしい」、知性と気品を宿した新作を発表しました。
「深紫」「月白」・・・ダイヤルに映し出されるのは、典雅な日本の伝統色
これまでもストラップが装着されたモデルや、ベゼルをダイヤモンドで彩ったモデルなどで展開され、現在の「グランドセイコー」のレディスモデルを象徴する存在となったこのデザイン。その着想源は、瞳や水滴、女性のボディラインといった、自然が生み出す歪みのないカーブフォルム。シンプルな中にも、女性らしさ、そしてしなやかな強さが漂います。
ダイヤルカラーには、日本の伝統色を採用。その繊細な色味、美しい仕上げからは、「グランドセイコー」の豊かな感性、そして「日本の精神性」を感じ取ることができます。
デザインから細部のつくり、そして文字盤の色──まさに「日本の美意識」を随所に宿す「グランドセイコー」のタイムピース。「Made In Japan」のラグジュアリーウォッチという「唯一無二」は、2022年、さらに大きな飛躍を遂げました!
時計史初の機構を備えた至高のコンプリケーションウォッチで、世界の檜舞台に!
2022年3月30日、スイス・ジュネーブ。 “WATCHES & WONDERS GENEVA 2022” 初日、「グランドセイコー」のブースは歓喜に溢れていました。それは遂にこのフェアへの出展を果たしたからだけではなく、とてつもないコンプリケーションウォッチの誕生に驚き、祝う人々たちの、さまざまな感情が混ざり合った喜びの輪。
ブランド初のコンプリケーションウォッチ“〈グランドセイコー〉Kodo(鼓動)コンスタントフォース・トゥールビヨン”が世界の舞台に立ったその時、「Congratuletion!」の声が自然に上がりました。世界にはあの手この手を凝らした複雑機械式時計は数多ありますが、発表の場でそんな声が上がるのはとても珍しいこと。しかし、この、「世界初」を実現させた究極のコンプリケーションウォッチの誕生の瞬間に立ち会ったら、思わず祝福の言葉が出ちゃったいうのはとても自然なことでしょう。
世界を驚かせたのは「コンスタントフォース」、そして「トゥールビヨン」という、それぞれ時計の精度を高めるための複雑機構を同軸に一体化して組み合わせるという、時計史に刻まれる偉業の達成。これによって、新たに別次元の安定した高精度を実現させました。
こうして「グランドセイコー」は、さらなる高みへと到達。スイス・ジュネーブという高級時計の聖地に、確かな爪痕を残しました。
1960年のブランド誕生から、「世界最高峰の腕時計をつくり出す」という理念のもと、実直すぎるほど実直に腕時計の真価を追求し、実現してきた「グランドセイコー」。この「Made In Japan」のラグジュアリーウォッチは、つける人の心を豊かに満たし、美しい時間を刻んでいきます。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト