お待たせ致しました! 今回は、きっと多くの皆さんが「大好き!」な「カルティエ」の永遠の名品、“パシャ ドゥ カルティエ ”、そして“パンテール ドゥ カルティエ”の最新作です。2022年の「カルティエ」は、本当に多くのウォッチコレクションからニューモデルを発表しました。その数、バリエーションの豊さはもちろんですが、長い歴史の中で確立した「カルティエ」のスタイルを、自由に、現代的に再解釈したクリエイションは唯一無二!
それらの中でも「夢」ではなく、大人の女性がリアルに楽しむことができるのが、このふたつの人気コレクション。また新たな意匠と表情を携えて、私たちの心を揺さぶります。
グリッドを備え華やぎを加速させた、“パシャ ドゥ カルティエ”
ひとつ目は“パシャ ドゥ カルティエ”。2020年にリニューアルし、生まれ変わった「カルティエ」のアイコンのひとつですが、今年はご覧の通り、新しくグリッドが備わりました!
Precious世代なら、このグリッド付きの“パシャ ドゥ カルティエ”は見覚えがあるはず。そう、グリッド付きのモデルは以前、存在していましたが、近年のコレクションでは、印象的なこのディテールはなぜか引き算され展開していました。
とはいえ、そもそもこのグリッドは、風防(文字盤を覆うガラスなどのカバー)を保護するためのもの。でも、現実的にこの時計をして大冒険する機会はほぼほぼ皆無だと思うので、機能的には必ずしも必要ではありません。グリッドがついていない近年のモデルを見ても、きっと多くの人は違和感がなかったでしょう。しかし、こうして改めてグリッドが付いたモデルを見ると、“パシャ ドゥ カルティエ”の本来あるべき姿と感じませんか?
しかし、すでにグリッドなしのこの時計を持っている人の中には、この新作のニュース、「聞いていない!」と思う人もいるでしょう。でも、大丈夫です。安心してください。グリッドなしのモデルのオーナーは、新たにグリッドを購入すれば、無償でグリッドを装着させるための加工を施してくれるサービスを予定しているそう! こういうホスピタリティからも、「カルティエ」の一流の美学を感じ取ることができるでしょう。
今回発表された“パシャ ドゥ カルティエ”のグリッド モデルは、上の写真の41mmのオールゴールドモデル、そして30mmと35mmのジュエリーモデルで展開。いずれもクイックスイッチ インターチェンジャブルシステムが採用されているので、ストラップを替えて、そしてグリッドをつけて外して、手元コーディネートの可能性は大きく広がります!
■1:ジュエリーウォッチの華やぎを色濃くまとう、コンパクトな30mmサイズ
■2:フェミニンさと迫力が共存する、自動巻きムーブメント搭載の35mm
チャームを取りつければ、さらにジュエリー感が強まって
この新作と同時に、時計に取りつけるためのチャームも登場! メゾンの伝等的なモチーフ「ドゥーブルC」、「ハート」、「アイ(目)」にインスパイアされた新デザインのチャームは、“パシャ ドゥ カルティエ”にさらなるエレガンスと個性を授けてくれます。
ニュアンスカラーのダイヤルをまとって、新たな表情を宿した“パンテール ドゥ カルティエ”
1983年に誕生して以来、世界中の女性たちから絶大な人気を誇り続けている“パンテール ドゥ カルティエ”。メゾンのジュエリーウォッチを代表するこのエレガントな名品に、ポリッシュ仕上げを施した4つの新色ダイヤルが加わりました!
それぞれのダイヤルは対角線で交差し、光の流れを反転させ、虹色に輝くグラデーションを反射させます。80年代の華やかなムードを映した “パンテール ドゥ カルティエ”に洒脱な個性とモダニティが添えられ、この名品のエレガンスがまたひとつ開花しました。
■1:艶やかさとシックさの黄金比率を構築する、ピンクゴールド×プラムカラー
■2:涼感溢れるステンレススティール×ナイトブルーは、程よいリッチバランスが粋
■3:淡めのブラックダイヤルが、非凡な個性をエレガンスを発揮
■4:ブレスレット&ダイヤルが描く、ゴールドの華やぎグラデーション
「時間とは単なる計測の対象ではなく、自らに寄り添うもの」──2022年、「カルティエ」が掲げたウォッチメイキングのテーマです。そう、「カルティエ」は自らが捉えた“時間の概念”を、幅広くそれぞれのコレクションで表現しました。その創造力はまるで、永遠に枯れることのない泉のよう。
「カルティエ」は美しい新たなタイムピースたちを、まだまだ私たちに届けてくれます。
※掲載商品の価格は、すべて税込み予定価格です。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト