できる男は、シャドーストライプのスーツ１着で『昼』と『夜』を使い分ける

シャープなピークドラペルが精悍な印象で自信を感じさせ、昼のビジネススタイルにおいて強い味方となってくれる「ソブリン」のネイビースーツは、ビジネスだけで着用するのは勿体無い。だからこそ、合わせるアイテムを使い分けてノータイルスタイルでサマになる、夜のスタイルを楽しみたい。スーツ１着で、本稿では昼と夜で違った雰囲気を楽しめるスタイルを提案する。

光の当たり加減によって見え方が変わるシャドーストライプスーツは、昼と夜で大きく印象が変わる。折り柄でストライプを表現するのでいかにもストライプといった感じに見えず、なかでも「ソブリン」のネイビースーツは、シャープなピークドラペルが精悍な印象で自信を感じさせ、昼のビジネススタイルにおいて強い味方となってくれる。一方、夜のシーンにおいては生地全体に上品な光沢を感じさせ、昼の印象とはまた異なり艶っぽい雰囲気で装える。１着で２つの顔を持つ「ソブリン」のシャドーストライプスーツで、それぞれ昼と夜のスタイリングを提案するので参考にしていただきたい。

昼と夜で印象が大きく変わるシャドーストライプのネイビースーツ

■：タイドアップスタイル

スーツ￥242,000、シャツ￥33,000〈ソブリン〉チーフ￥6,600〈フラテッリルイージ〉（以上ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店）、タイ￥36,300（マリネッラナポリ東京ミッドタウン）、靴￥289,300（ジョンロブジャパン）

やや構築的なショルダーラインとシェイプされたシルエットは着る人を美しく見せてくれるシルエット。このようなスーツであれば、エネルギッシュな印象を感じさせるVゾーンが良いだろう。シンプルなブロードのシャツは白ではなくブルーを選び、「マリネッラ」のオレンジタイが差し色となって非常に印象的なスーツスタイルとなる。
ブラウンカラーの「ジョンロブ」のダブルモンクシューズを合わせれば全体的に調和の取れたスタイリングとなり、“仕事が出来る人”に見えること請け合いだ。

■：ノータイスタイル

スーツ￥242,000（ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店〈ソブリン〉）、ニット￥33,000（リーミルズエージェンシー〈ジョンスメドレー〉）、スカーフ￥25,300（フィロロッソ〈ディエッフェキンロック〉）、靴￥66,000（トレーディングポスト青山本店〈クロケット&ジョーンズ〉）

オレンジのタイを差し色とした明るい印象のビジネススタイルに対して、発色の良いピンクのシルクスカーフを差し色にした夜の遊び着スタイル。全体をダークトーンでまとめることによって、昼のビジネススタイルとは全く異なる印象だ。ブラックのコットンタートルは、重たく見えすぎず、エレガントな印象を与えられるからおすすめだ。ピンクのスカーフは強印象だが、Vゾーンに挿すように使うことで見える面積を調整すれば、やり過ぎ感が出ず、むしろ最適なアクセントとなる。このようなパーティースタイルを感じさせるスタイリングの足元は、刺繍が美しい「クロケット&ジョーンズ」のルームシューズで決まりだ。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。